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1/453, PRAKTICA BX20D


“PRAKTICA BX20D”

 VEB Pentacon最後の開発モデル、BX20Sのバリエーション・モデルBX20“D”です。
 詳しいデータなどは、世界一のプラクチカ・コレクター、マイク・オットーさんの“MIKE'S PRAKTICA COLLECTION”を参照して頂いた方が良いのですが、生産台数は僅かに453台だったそうです。

 基本的な機能/スペックはBX20Sと同じなのですが、単純に裏蓋を改造してデート・モジュールを埋め込みました的なデータバックが付きます。
 機能は至極単純で日付と時刻を選んで写真画面中に写し込む事が出来ます。時刻の設定や動作モードは、なんとYASHICA 200〜270AF用のYASHICA DATABACK DA-2と全く一緒で、京セラもしくは京セラの外注先製と見て間違いなさそうです(つまりここだけ日本製。今なら中国製でしょうけど、当時この手の物はまだ日本製だったはず)。

 カメラ自体の造りは、まぁ、アレです。随所に粗さと甘さが目に付きます。
 元々、巻き上げレバーのネジ欠損状態で購入したんですが(レバーの樹脂製カバー自体は添付)、ジャンクのBMSからネジを移植しようとしたらバカになってますし、純正ストロボのBD24を付けて外したら、ホットシューの板バネごと取れちゃうし(^^;。
 かろうじて画像にもある“Vario-Practicar 35-70mm f:2.7-3.5”がマトモに装着出来たのが救いです(ちょっときつめでしたが)。

 でもまぁ、希少品なので大切にしないと。

(2009/11/07:追記)
 韓国のサイトでここの画像をパクっている罰当たりなところがありました。しかも、BX20Sとして紹介しているという間抜けぶり(しかも、その文章、「プラクチカB物語」のBX20Sの項目を勝手に翻訳しているという)。
 ちゃんと勉強しろよなぁ。まぁ、それ以前にこのサイトの画像パクりは禁止だよ。
 電子透かしでも入れようかな。

 というわけで、画像を更新。構図は同じですが、最下段の元の絵とは微妙に違います。持ってないと撮れないもんね。

 主な緒言は以下の通り

外寸(D×W×H):49mm×141mm×88mm、重量:495g(実測)
シャッタースピード:1/1000〜1(sec:Manual)〜40(sec:AE),B、シンクロ:1/100(sec)
ファインダー:視野率 95%、倍率 ?倍
フィルム感度設定:(手動)ISO 25〜400、(DX)ISO 25〜5000
専用ストロボ:BD-24
定価(当時):$400
日本国内発売:多分無し


ボディ背面。データバックはこんな状態。印刷は粗いです。


いかにも急造なシンクロ接点。金型を変更したのではなく、明らかにあとから削りだしてます。


ちょっと見づらいですが、フィルム圧板側。左側の“+”は電池室のネジを示しています。中にはスイス製のCR-2025が1個。ただ、アバウトな造りなので、CR-2032でも動きそう。


↑パクられた画像はこれです。


at: 2005/05/22(TSun)
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