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CHINON CE-5


“CHINON CE-5”

 チノンの終焉期のマニュアルSLRで、専用のAFレンズでAF化を実現したモデルです。
 専用AFレンズを使うボディでは唯一1/2000secのシャッタを搭載しています。

 チノンは海外ではそこそこ売れていましたので、海外のカメラ店を探すとこんなことまで出来てしまいます。これでInfobackが揃うと完璧なんですが、さすがにそこまでは(^^;。
 このボディ自体は軍艦部がガンメタル塗装で、どうも限定品だったようです。

 画像の組み合わせはPower Winder S(PW-540)にワイヤレス・コントローラRC-550(CHINON USA製で国内販売は不明)、レンズはAF 35-70mm f:3.3-4.5となり、完全なリモコン操作ができます。
 ただ、リモコンで野鳥などの遠隔撮影しようにもワインダーの動作音が非常にけたたましいので、実用性は疑問です。

 専用AFレンズでシャッタとAFが連動するのは画像の35-70mmのズーム・レンズだけで、先に出ている50mm f:1.8の標準レンズは制御ピンが無いので連動しません。
 また、通常のノンAFレンズではフォーカス・エイドが使えます(チノンではダイレクト・フォーカスと呼んでいるようですが)。
 AF機のCP-9AFでは合焦してもファインダーのLEDが点灯するだけなんですが、このボディは合焦時にはちゃんとアラームが鳴ります。

 カメラの機能としては非常に良いのですが、やはりコストの為でしょうか、消音に配慮がされていないようで、メカの動作が非常にうるさいですね。

 入手した頃は純正のグリップが欠品だったんですが、あるもんですね。のちにe-Bayでグリップだけ出品されていたのを見つけて、難なくゲットしてしまいました。

 主な緒言は以下の通り

外寸(D×W×H):50.5mm×135.5mm×88mm、重量:490g
シャッタースピード:1/2000〜2(sec:Manual)〜4(sec:AE)、B、シンクロ:1/60(sec)
ファインダー:視野率 92%、倍率 0.87倍
フィルム感度設定:(手動)ISO 25〜3200
定価(当時):\59,800
国内発売:1983年?

※CE-5の価格に関しては、今は亡き“Oh! RICOH掲示板”や“TOKINON 1:1.4 50mm”の標準レンズを語る部屋でお世話になっている、No-Takeさんのご協力をいただきました。ありがとうございます。


at: 2004/01/02(Fri)
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