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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF


AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF

 AF SLR夜明け前の力業AFレンズ。
 当時レリーズと電気的に連動していたのはこれだけ!

 CP-9AFを買ったときに売ってくれたイギリスの中古カメラ屋が「別の支店にチノンの変なレンズがあるんやけど、要らんかー」とオファーがあって、「じゃまんなるならもろとくわ」でオーダーしたところ、CP-9AFより先に来た(火暴)物です。

 市販レベルの本格的なAF SLRは1982年のミノルタの“α-7000”迄待たなければなりませんが、その黎明期に各社からこういう形のAFレンズが発売されていました。
 実際に販売していたカメラ・メーカはニコン、キヤノン、オリンパス、リコー、コシナ、ペンタックス、プラクチカ(!)、チノン等々。不思議とヤシカは無いんですね。まぁ、ヤシカはもっとでかい隠し球があったんですが。

 実際に現在のボディ側でフォーカシングを制御する形のAF SLRは、1982年にヤシカが発表したでっかい隠し球“CONTAX AF”(京セラAFの原型なので、レンズはボディ・モータ駆動です)の試作機が最初で、そのスマートな形状にショックを受けた各社は一気に普通のSLRのシルエットでのAF化に突っ走ったわけです。

 ちなみに、チノンのこのタイプのAFレンズは他に50mm f:1.8がありますが、電気接点が無いので、シャッタとは連動しません。で、逆にこのレンズが使えるボディは数機種有るんですが、レンズ自体はこれ一種類なんですよね。

《レンズ緒言》
構成:7群7枚
画角:64°〜34°?
最短撮影距離:50cm
最小絞り:f:22(27)
フィルタ径:φ52mm
外寸(D×W×H):88mm×101mm×83mm
重量:630g
国内定価(当時):\66,000


at: 2004/01/01(Thu)
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