HOYA HMC ZOOM 70-210mm f:3.8

“HOYA HMC ZOOM & MACRO 70-210mm f:3.8”

HOYA HMC ZOOM & MACRO 70-210mm f:3.8

　重量級望遠ズームレンズ(HOYA同志比較)。
　焦点距離が210mmまであり、解放F値もかなり明るいF:3.8固定のため、重量級レンズとなっています。小振りのX-700やFX-3ではかなりの迫力になります。
　比較的設計が古いレンズのためか、専用フードは金属製で、バヨネット構造ではなくねじ込み。そのネジもネジ山が少ないため、ちょっと変形すると入らなくなってしまうという罠が待っています。
　最短撮影距離は2m。元々マクロ付きですが、210mm側では結構なクローズ・フォーカスになります。

（2009/08/17：追記）
　最近、本命のYASHICA/CONTAXマウントのレンズも入手したんですが、何故か絞りの回転方向が逆になっていて反転メカニズムが入り、かなり複雑な構造になっています（同スペックのMDマウントのレンズとも比較したんですが、MDマウントのレンズの絞りは普通のヤシカ・レンズと同じ方向なのですが、このレンズのY/Cマウントの物は絞りが逆回転になっています）。

　反転メカニズム部分。タムロンのADAPTALL2とそっくりの構造です（逆方向に動くので当然ながら同じ物ではありません）。
　これ以外にも、解放F値伝達ピンなども、無理矢理作りました的な荒っぽさがあり、充分な開発費がかけられなかった感ありありです。却ってそれが味になってますけどね。
　しかし、何故わざわざ絞りを逆にしたのかは謎です。

《レンズ緒言》
構成：12群14枚
画角：34°～12°
最短撮影距離：200cm
最小絞り：f:22
フィルタ径：φ62mm
寸法：φ74mm×163.5mm
重量：870g
国内定価（当時）：\--,---
国内発売：無し

発電所美術館の駐車場の夜間照明。210mm側、解放。シャッター速度は忘れた。流石にトキナーです。ボケ味もバッチリ。
2回圧縮しているの、ちょっとピンが甘くなってますが、プリントはかっちりくっきりです。

at: 2009/02/08（Sun）

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