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Rollei 35S


“Rollei 35S”

 今や、ほとんど日本資本(駒村商会が筆頭の筈)になってしまった旧西ドイツの老舗、Rollei-Werke Franke & Heidecke社の傑作コンパクト。
 以前からシリーズの1台は欲しいと思っていたんですが、2010年から始まったアニメ「たまゆら」シリーズに触発されて、ゾナー付きの35Sを入手。
 劇中の主人公、沢渡楓(さわたりふう、「かえで」じゃないよ)の持っているモデルはドイツ製ですが、残念ながらわたしのはシンガポール・ローライ製。
 レンズによってモデル名が異なり、基本はトリオター、テッサー、ゾナーのツァイス系ですが、一部シュナイダーのクセナーが付いている物もあります。ゾナー付きの35Sはその中でも上位モデルになります。まぁ、詳しいモデル展開などは、Wikipediaでも参照してください。
 ちなみに、この35Sの光学系をベースにしてライカL/Mマウントにしたものが、ローライ35RF用のゾナー40mm f:2.8。

 現在は電池(水銀電池です)の入手が難しいため、上記の沢渡楓がどうやって電池を入手している設定になっているのかがちょっと気になるところ(^^;。LR9でも使ってるんでしょうか。
 同じ電圧の空気電池にリングを噛ませると使えるんですが、うっかりフィルムを入れっぱなしにしたまま、電池の寿命が尽きてしまう可能性があるので、一旦フィルムを入れたらガシガシ撮らないと勿体ないことになります。

 ローライ35シリーズ自体は1995年に製造中止になりましたが、2010年からヴィンテージ・モデルとして少量受注生産されています、が、さすがに高すぎて2013年現在でも受注可能なようです。

 主な緒言は以下の通り(1978年版日本カメラ・カメラ年鑑'78より)

外寸(D×W×H):32mm×97mm×60mm、重量:370g
シャッタースピード:1/500〜1/2(sec)、B、シンクロ:1/100
ファインダー:ブライトフレーム、倍率 0.75倍
フィルム感度設定:25〜1500
定価(当時):\58,000(クローム)、\60,000(ブラック)
国内発売:1974年

at: 2013/6/8 (Sat)
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