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Voigtländer ULTRON 40mm/f:2SL


Voigtländer ULTRON 40mm/f:2SL by COSINA

 コシナがドイツのフォクトレンダー・ブランドで出したSLR用標準レンズです。
 後に出た、Bessaflexの標準レンズもこULTRON 40mm f:2が指定されています。

 Y/Cの標準領域のレンズくらいは全部揃えようと思い立ち、シグマの50mmマクロの次に手に入れたわけですが、パンケーキ・タイプという割にはヘリコイドが長いため、最短にすると結構前玉が出ます。
 元々普通の長さのバレルに入れるべき物を無理矢理短くしたような気がしますね。同じパンケーキ・タイプのレンズでも、京セラのTessar 45mm f:2.8は無限遠から最近接にヘリコイドを伸ばしてもほとんど出ませんから。
 あと、総金属製のバレルのため、大きさの割にかなり重いレンズになっていて、50mm f:1.4級の重さがあります。

 あと気になるのが名称で、中望遠の“HELIAR”に“COLOR”を付けて“COLOR-HELIAR”にしたのなら、なんで“COLOR-ULTRON”にしなかったのか。
“COLOR-ULTRON”はVSL系で割とポピュラーな名前だったので、それを継承しても良かったんじゃないかな? と思います。

 あと、名入れの着色のクオリティ。新品なのにかすれてるんですね、ちょっとですが。このあたりがコシナの品質なのかなぁ、と疑ってしまいます。これで、Planar 50mm f:1.7より遙かに高いんですからねぇ。ちょっといただけません。

 ちなみに、レモン社の逆輸入版なので、かなり安く手に入れることが出来ました。

《2023/8/11:写真入れ替え》
 専用フード付きに差し替え。この純正フード、結構珍しいらしいですね。
 このレンズのフードは複数世代で複数種類があるので、今更ながら全部買っとけば良かったかな? などと思ってたりします。

《レンズ緒言》(Y/C Mount)
構成:5群6枚
画角:57°
最短撮影距離:40cm
最小絞り:f:16
フィルタ径:φ52mm
寸法:φ63.5mm×30.5mm
重量:215g
国内定価(当時):\45,000


ISO500、f:2、1/125sec
解放時の解像度は文句なしですが、色のノリはあっさりしていますね。《2023/8/11:撮影》
at: 2005/08/09(Tue)
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