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RICOH XR-10 / XR-7M / KR-10x


“RICOH XR-10 / 7M / KR-10x”

 国内未発売のXR-10とそのバリエーションです。
 XR-10とKR-10xはスペックも同一なのですが、XR-7Mはシャッターがクォーツ制御でオート時のみ1/1300まで引っ張れます。

 国内ではXR-10系列はXR-10Mからですし、XR-7系列はこの7Mのみが欠番。系統樹としては、XR-10系が

 XR-10(チノン系)⇒XR-10M(リコー・オリジナル:XR-X系)⇒XR-10PF/10P/X3PF⇒XR-10PFTV

 となり、XR-7系は

 XR-7(チノン系)⇒XR-7M⇒XR-7MII(コシナ系)

 となります。KR-10系も大体解りますが、これもまた埋もれているのがあるかもしれません。

 こうやって調べると、リコーの製品ラインナップのポリシーがわからなくなります。一体何を考えていたんでしょうねぇ
 ちなみに、XR-7Mは欧州の一部地域のみで販売されたようで非常に生産台数が少なく、滅多にお目にかかることが出来ません。また、ロゴ変遷期にあったようで、XR-1から続くロゴとも、XR-X以降のロゴとも字体が異なります。

 カメラとしては基本的な機能を押さえた(プレビューが無いくらい)ベーシックなカメラで、使い勝手もそう悪くはありません。
 グリップ部にセルフタイマーのLEDがあり、その下に露出計のスイッチがありますが、ファインダー内の露出計自体はシャッター半押しでも動作する上に、表示電源は30秒間持つのであまり意味がありません。
 あとファインダー内の表示ですが、露出計は一見追針式のように見えますが、実はLCD表示。わざわざ『針』を液晶で表示する必要あるんでしょうかね。

2021/5/22:ときのんのマスターの指摘で一部記述変更。

 主な緒言は以下の通り

外寸(D×W×H):51mm×136mm×86mm、重量:470g
シャッタースピード(sec):1/1000〜16(AUTO:XR-10/KR-10x)、1/1300〜16(AUTO:XR-7M)、1/1000〜16(sec:Manual)、B、シンクロ:1/125
ファインダー:視野率 93%、倍率 0.88倍
フィルム感度設定:ISO12〜3200
定価(当時):\--,---
国内発売:なし

XR-10

XR-7M
ペンタプリズム部にクォーツ制御の文字があります。

KR-10x

at: 2010/01/03(Sun)
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