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RICOH XR-X 3000


“RICOH XR-X 3000”

 日本未発売で、XR-X 2000(XR-10M / KR-10M)の後継機なんですが、スペック的には下位機種。

 XR-X系は通常、セレクタ・ボタンを使った設定方式で、液晶表示もかなり情報量が多いのですが、このカメラはメイン・ダイヤルとセレクタ・レバーで設定を選択する方式で、液晶表示もコマ数とシャッター速度がメインのきわめてシンプルな物です。
 XR-X系のボディでは一番わかりやすくて使いやすいかも(笑)。これでプログラムモードが使えれば操作系としては文句ないですね。

 ちなみに、XR-X“3000”ですが、シャッター速度は1/2000秒。シャッター・ラグはそのまんまです。
 リコーの一眼レフ・カメラでシャッター速度が1/3000秒なのは、XR-10PFの輸出仕様のXR-X3PFと、COSINA C3sそのまんまのKR-10Eだけです。

 また、“XR-X”を名乗ってる上に、XR-10P系のボディ形状なのに、プログラムモードはありません。絞り優先AEとマニュアル露出のみ。

 あと、リコーの一眼レフではきわめて珍しい「中国製」。パッケージの底にある「株式会社 理光」の文字が、なんとも。
 金型などは日本で設計して、多分日本で製作していると思うんですが、どうも製品の仕上げが。微妙に雑で、日本製のXR-10PFなんかと比べると質感は解るレベルで違います。

 まぁ、リコーが元々「理研光機」という会社で、独立行政法人理化学研究所(通称『理研』)の関係会社だという事を知ってる人って、ほとんど居ないはずですしね。カタカナのリケンも根っこが一緒の関係会社です。
 今ですとWebサイトの企業情報なんかで簡単に解りますが、わたしは昔から知ってました。

 主な緒言は以下の通り

外寸(D×W×H):62mm×151mm×94.5mm、重量:480g
シャッタースピード:1/2000〜32(sec:AE)、B、シンクロ:1/100
ファインダー:視野率 91%、倍率 0.8倍
フィルム感度設定:DX対応 25-5000、マニュアル 12-6400
定価(当時):\--,---
国内発売:無し


at: 2009/07/13(Mon)
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