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YASHICA Mat-124G


“YASHICA Mat-124G”

 わたしが所有するカメラでは今のところ、唯一の中判カメラで画角サイズは6×6(cm)。この画角でサービス版のプリントをすると、縦が35mmのサービス版と同じ正方形になるので、ちょっと悲しい物があります。

 このカメラはヤシカが京セラと合併したあとの1984年まで販売されていましたが、これはもう在庫処分以外のなにものでも無かったのでしょう。ちなみに、TLRとしての国産最後のモデルはMAMIYA 330 Professional F。とは言っても、YASHICA MAT-124G販売終了から数ヶ月の差だったようです。
 13年に渡ったロングセラー機ですが(逆に言うと、在庫払拭までそれだけかかった(^^;))、程度の良い物が結構出てきます。たった3年ですが、京セラになってから販売された個体では、多分、取説などには社名修正のシールかなんかが貼られていたと思いますが、それがあったらプレミア物かも知れません。

 冗談は置いといて。
 Mat-124Gは“G”が示すとおり、電装系は往年の“ゴールドメカニカ”を継承する金メッキがされていて耐久性が高いため、中古でも結構良い値段がします。
 また124が示すところは12枚と24枚で、120と220のブローニー版ロールフィルムが両方使えます。

 実際の所、ホントはあまり欲しいとは思っていなかったんですが、オークションでたまたま安値で出ていたため、おもしろ半分で入札したところ、上位2名がキャンセルしたため、日本の中古価格の半額くらいで手に入ってしまいました。
 手にはいると現金な物で、結構使ってます。ウェスト・レベルでピントグラスを見ながら左右逆像に悩まされて撮影するのは結構面白いです。写真と共に、カメラと撮影を堪能できますね。
 露出計はシャッタ・スピードや絞りと連動していますので、露出に関してはあまり悩まなくて済みますし、やっぱり追針式は感覚的に掴みやすいですね。
 問題は露出計の電池が今は亡き水銀電池であることなんでですが、電圧補正の入ったアダプタを使用すれば酸化銀電池が使えますので、初期投資を我慢すれば結構自由度も高いです。

(2004/07/01)
 純正フード入手にて、画像入れ替え。

(2004/10/03)
 作例追加:富山地方鉄道宇奈月線音沢駅。FUJI RDPIII(220)、f:8、1/500。
 tokinonに上げたモノと同じですが、JPEGの圧縮率が若干高いです。
 空の青が若干くすんで見えますが、Photoshopで取り込んだ直後の状態だと抜けるような青空です。

 主な緒言は以下の通り

外寸(D×W×H):101mm×102mm×148mm、重量:1,080g
レンズ:Yashinon 80mm f:3.5
シャッタースピード:1/500〜1(sec,コパルSV)、B、レンズシャッタなのでXシンクロは全速
ファインダー:Yashinon 80mm f:2.8、フレネル・レンズ付き 3倍ルーペ
定価(当時):\36,500
国内発売:1970年9月



at: 2003/12/31(Wed)
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