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YASHICA FX-1


“YASHICA FX-1”

 CONTAX RTSが発売される前に輸出向けに開発されたモデルで、ベースになるはずのM42マウントのTL系のどのモデルとも異なるユニークな機構を持っています。
 ヤシカの他のカメラにも無い特徴は電池の位置。恐らくRTS開発途上の試行錯誤から生まれたのだと思いますが、FX-1の電池(4LR44系)は巻き戻し軸の、しかも上部に位置します。このため電池を取り替えるためには巻き戻しクランクを引き上げ(普通は裏蓋が開きますが、FX-1では開きません)、クランク部分をベースから外します。
 こういう電池室の構造のため、裏蓋の開閉は底蓋のレバーの2アクション操作で開くメカになっています。結構電池の位置がわからず、ジャンク扱いになっている場合もあるようです。

 ボディ・カラーはブラックとクローム・シルバーの2色で、ブラックは個体数が非常に少ないため、結構レアです。
 文字通りYASHICA/CONTAXマウントの初代機なので、CONTAX SLRコレクターは一台くらい記念に持っておくのも、粋かも知れませんね。
 なお、画像のストラップはなんとFX-1の純正ストラップです! ちゃんとYASHICAの刻印があります。

 主な緒言は以下の通り。

外寸(D×W×H):51mm×145mm×94mm、重量:945g
シャッタースピード:1/1000〜1(sec:Manual)〜8(sec:AE)、B、シンクロ:1/60(sec)
ファインダー:視野率 90%、倍率 0.9倍
フィルム感度設定:(手動)ISO 12〜3200
専用ストロボ:ES-20
定価(当時):\--,---
国内発売:無し(輸出1975年6月)


at: 2003/12/30(Tue)
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