TOP 
YASHICA FX-2


“YASHICA FX-2”

 FX系のメカ・シャッター初代機。とはいえ、朝日ソノラマの例の本によるとベースはFFTだそうです。FFTがY/Cマウントになったようなモノだと思っていたのですが、FFTの画像と比較した限りではかなりバージョンアップされるようで、ほとんど別物です(比較しようにもFFTの実機が手元にないので)。
 電池は追針式の露出計の駆動のみなので、ボタン電池一個で済みますし、無くても外部露出計があれば困りません。
 ボディ・カラーはクローム・シルバーのみで、海外では割とよく見かけるモデルです(ぶっちゃけ、FFTよりよっぽど多い)。FX-3/7系とは設計が全く異なるため、唯一ヤシカの機械式SLRでは絞り込みプレビューが出来ます。
 構造的には極オーソドックスですが、低速ガバナの音が結構心地よいです(まぁ、うるさいと思う人も居るでしょうけど)。

 ちなみに、この個体はトップカバーをデッド・ストックの新品に交換していて、その際にシャッタ・ユニットの調整も行って貰っています。

(2010年7月19日:追記)
 その後、FFTを入手し比較してみました(比較記事は後日)。
 まぁ、シャッター幕にはカビがあるわ、溶けたモルトでベタベタだわ、で、酷いコンディションの個体でしたが、調査には充分。
 メインダイキャストやシャッターユニット、フィルム送給部はまったく同じ。まぁ、FX-3以降のFXシリーズが全てCONTAX 139 Quartzをベースにしているのと同じくらいのベースモデルということが解りました。
 マウント変更時にプレビューなどの追加機能が増えたようです。

 主な緒言は以下の通り。

外寸(D×W×H):51mm×144.5mm×94mm、重量:690g
シャッタースピード:1/1000〜1(sec)、B、シンクロ:1/60(sec)
ファインダー:視野率 90%、倍率 0.89倍
フィルム感度設定:(手動)ISO 12〜1600
定価(当時):\--,---
国内発売:無し(輸出1976年6月)


at: 2003/12/30(Tue)
Copylight 2003-2009 by Masanori Okie
Any copy, reference and Hyper-link from commercial site (include e-Bay, Yahoo! Auction and any other auction sites) without permission is forbidden (non-commercial site is without this limitation).
商用サイト(特にe-Bay、Yahoo! Auction等のオークション・サイト)からの無許可のリンク、参照、転載は堅くお断りいたします。発見の場合は状況に応じ、ホスティングを行っている企業を含めて損害賠償を請求する場合があります。


TOP