 
YASHICA ML FISH-EYE 15mm f:2.8
リコーのXR-Rikenon Fish-Eye 16mm f:2.8と並んで、往年の国産対角魚眼レンズでは傑作の誉れ高い、ML FISH-EYE 15mm f:2.8です。
わたしが入手した個体はスイスの中古屋がドイツのe-Bayに出した物で、そこそこ、まぁ、マトモな値段で入手出来ました（スイスの銀行への国際送金の手数料などが結構取られたので、ちょっと引っ張りすぎたかな、とも思いますが、最近ヤフオクに出たものよりかなり安かったので、まぁ、良しとしましょう）。
レンズ自体に異常はありませんし、レンズ保護の役目も持つ、組み込みメタル・フードにも必要以上のグラツキはありません。
さすがに魚眼レンズとなると、前玉にフィルタを噛ませることが出来ませんので、絞りの手前（前玉から見て）にターレット式の内蔵フィルタがありますが、最近の物と比べるとちょっと種類が少ないのが難点といえば、難点です（しかもスカイライト以外はオレンジとイエローなので、モノクロとタングステンタイプ用にしか使えない）。しかし、まぁ、フィルタなんぞ普段は滅多に使わないので、そんなに気にはならないでしょう。
あ、でもそのままの状態で使うであろう、スカイライト(1A)に埃が(^^;。ノーフィルタの素通しポジションも欲しかったですね。
また、画角が170°と大きいため、前玉の径も大きく、レンズ自体の重量も400g超と、200mm級の重さがあります。
作例は近所の高圧線の鉄塔です（ときのんに投稿した物と同じで、半分に縮小しています）。ちょっとオーバー目なんですが、絵的には却って良かったようです。
こいつのおかげで、ウチはADSLが不安定なんですよ。利得は結構取れてるんですが、バチバチ切れまくります。Yahoo BB!なんかだとまず使えないでしょうね。
ファインダーを覗いていてもそうなんですが、結構面白い絵になりますね。
使用カメラ：CONTAX AX
撮影データ：FUJI RA、f:2.8、1/6000
《レンズ緒言》
構成：7群10枚
画角：170°
最短撮影距離：30cm
最小絞り：f:16
フィルタ径：内蔵
寸法：φ75mm×70.5mm
重量：445g
国内定価（当時）：\69,500
at: 2004/02/13（Fri）／2004/03/07(Sun)修正
Copylight 2003-2009 by Masanori Okie
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