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“AF24mm f:2.8”の原型“ML 24mm f:2.8”
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YASHICA ML 24mm f:2.8
ヤシカ／富岡光学のレンズは広角系に定評がありますが、この24mmはM42等には無い比較的現代設計に近いレンズなので、周辺の歪みなども非常に理想的に抑えられています。
前玉などはDistagon 25mm f:2.8と比較してもさほど変わらないのですが、フィルター枠がフィルターによる周辺ケラレを防ぐためか、ちょっと張り出すバレル・デザインになっていて、なんとなくグラマラスな感じを受けます。
コントラストで見せるZeissレンズとは異なり、解像度で見せるレンズなので、色の載り方は比較すると淡泊だそうです。
Contarex用直系のDistagon 25mm f:2.8の影に隠れてしまっているため、市販された絶対数も極端に少ないので、中古市場でも結構良い値段になりますが、そこそこ安い値段で美品が手に入りました。
箱付きでしたが、残念ながら取説や中の緩衝材は無し（笑）。でもDSB 50/55mmのスペックまでついた当時のレンズ・カタログが同梱されていて、別の意味でめっけものでしたね。
ちなみに、箱（このデザインは古いタイプ）に描かれているバヨネット・マウントのシルエットは、当時、まだヤシカはスクリューマウントのイメージが強かったため、一見で区別がつけられるようにと描かれている物だと思います（推測）。
このレンズの発展系のAF24mmとの比較も一興かも。
《レンズ緒言》
構成：8群9枚
画角：84°
最短撮影距離：30cm
最小絞り：f:16
フィルタ径：φ62mm
寸法：φ65mm×48.5mm
重量：285g
国内定価（当時）：\35,000
at: 2004/02/13（Fri）
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