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Distagon 35mm f:2.8 T*を凌いだ“ML 35mm f:2.8”


YASHICA ML 35mm f:2.8

 Zeiss T*レンズの国内生産をかけてヤシカ(富岡光学)がCarl Zeissに勝負を挑んだ傑作レンズです。

 ヤシカ/富岡光学は元々広角レンズに定評があり、この35mm f:2.8の他にも21mm f:3.5、24mm f:2.8等傑作レンズが多々あります。
 比較対照としては、Distagon 35mm f:2.8になるのですが、光学特性や実写特性は圧倒的にML35mm f:2.8の勝ちだというのが一般的な評価のようです。
 残念ながらわたしの手元にはDistagon 35mm f:2.8は無いので比較できないのですが、近いうちに是非試したいと思っています。でも、その前に35mm f:1.4をどうにかしないと(笑)。

(2010/01/10:追記)
 その後、Distagon 35mm f:1.4も2.8も入手していますが、対決は先送りになっちゃってますね(笑)。
 まぁ、感材が高くなってしまって、コストもバカに出来なくなったせいもありますけどね。

 ところで、先日、このレンズをシグマSAマウントに改造している人のサイトを見つけたんですが....。富岡光学の事を誤認識しているようで。
 富岡光学は現在の京セラオプテックで、TOMIOKAブランドは休眠状態ですがまだ残っています。今でもちゃんとレンズを開発/生産していますし、状況によってはTOMIOKAブランドで他社に供給したりしています。
 あと京セラがContaxを買収したとかいう誤解をしている人も多いようですね。正式にはあくまでカール・ツアイス財団(ツアイス・イコンがどこまで関わっているかはわかりませんが)との共同開発で、京セラ/ヤシカは事業委託を受けていたようなものです。
 そのためにブランド名の使っていただけなんですけどね。
 大文字の“CONTAX”ロゴは“Contax”ロゴのカメラの外箱や取説に使われてましたしね。

《レンズ緒言》
構成:5群6枚
画角:63°
最短撮影距離:30cm
最小絞り:f:16
フィルタ径:φ52mm
寸法:φ61.5mm×41.5mm
重量:230g
国内定価(当時):\23,000


at: 2004/01/01(Thu)
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