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標準マクロの“ML MACRO 55mm f:4”


YASHICA ML MACRO 55mm f:4

 フィルムレコーダ用を改造した55mm f:2.8とは異なり、当時の新設計レンズ、ML MACRO 55mm f:4です。
 AF MACRO 60mm f:2.8はヘリコイドの動きなどからYASHINON 60mm f:2.8がベースのような気がしますが、この55mm f:4はそう言った過去の継承は無さそうです。
 f:2.8のレンズ同様、27mmのAuto Extention Tubeを噛ませると等倍まで寄れます。

 いつものようにe-Bayで落札したんですが、届いた物はレンズにはカビ系の汚れはあるは、絞りはオイルべったりで動かないわで、久々にハズレを引いてしまいましたが、それ以前に珍しいレンズなので(ML 55mm f:2.8は割と頻繁に目撃します)、京セラに持ち込む予定です。メンテ費用を加算しても、中古屋で買うよりは安いので、まぁ、良しとしなければ。
 絞りの状態とエレメントの汚れは致命的と言うほどでは無いので、多分メーカのメンテで復調するでしょう。

 Webでインプレッションを公開している方の持ち物でも絞りがオイルでべったりというのがありますので、構造的にヘリコイド・グリスが飛びやすいのかもしれませね。
 デザイン的には、ヘリコイドの伸張が1段なので(Macro-Yashinonや、京セラAF Macroなんかは2段)、思ったよりコンパクトで、扱いやすそうです。

(2004/04/05:追記)
 京セラに出してはみたんですが、修理不能で戻ってきました。まぁ、修理代+送料を払う契約だったのが、送料先方持ちで返品されてきたので、京セラ自体は割と良心的ですが、これで京セラにはこの世代のレンズのメインテナンスが出来る職人さんが居ないことが判明しました。
 実は自分でなんとかしようとして、一度バラしたときに絞り環のスチール・ボールを紛失していたんですが、それは着けられてきましたので、ある意味ラッキーでした。
 その後、絞り羽根のオイルはOLYMPUSのEEクリーナと綿棒、レンズクリーニング・ペーパなどを駆使して、なんとかぬぐい去ることに成功し、現状はとりあえず使える状態に復帰しています。

《レンズ緒言》
構成:3群4枚
画角:43°
最短撮影距離:25cm
最小絞り:f:16
フィルタ径:φ52
寸法:φ61.5mm×55mm
重量:305g
国内定価(当時):\--,---(調査中)


at: 2004/03/06(Sat)
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