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全く同一で異名“YUS AUTOMATIC 75-150mm f:3.9”&“YASHICA DSB 75-150mm f:3.9”


YUS AUTOMATIC 75-150mm f:3.9 / YASHICA DSB 75-150mm f:3.9

 ヤシカ・アメリカの企画商品、YUSのズーム・レンズで、欧州では全く同じモノが銘板を差し替えて“YASHICA DSB 75-150mm f:3.9”として販売されていました。
 “Y”が“YASHICA”で“US”が米国の意味です。でも日本製なんですよね。
 今回めでたく、DSB版も入手出来ましたので、併せての差し替え版になります。

 この2本、化粧銘板が異なるだけで、構造的にまったく同一で、ML 75-150mm f:4よりほんの少し開放f値に余裕があります(とは言え、0.1がどれほど差があるかは....まぁほとんど一緒でしょうね)。
 YUSのレンズとしては28mm f:2.8や135mm f:2.8ですと、まぁ、これでもかというほどアメリカではポピュラーなんですが、ズームは非常に珍しく、確認できているのがこの75-150mm f:3.9だけです。

 でもって、YUSとDSBがどっちが先かというと、画像のシリアル番号はDSBの方が若いので、こちらの方が古いのかとも思えますが、他のDSBレンズとは構造やデザインがあまりにも違うため、USで先に出て欧州でDSBに名前が変わり、ほぼ同時期に販売されたために番号が前後する物もある、と考えるのが自然のような気がします。
 バレルはさすがに古い設計のレンズなのでごついですが、逆に安心感がありますね。最近のレンズはやたら軽いので、ブレやすいのなんの。

 さすがに古いレンズなので、結構内部のガラスも汚れているんですが、はたして京セラで面倒見てくれるかどうか、怪しいですね(^^;。
 バレルの塗装も光沢のあるブラックですし、絞り環の構造やデザイン、絞り値やピントの刻印もか普通のヤシカのレンズとは全く異なるため、かなり違和感があります。

 下段の画像、絞り環とピント距離表示が見えるように並べた物で、右がYUSで左がDSBなんですが、まったく区別がつきません。

《レンズ緒言》
構成:-群-枚
画角:--°〜--°
最短撮影距離:200cm
最小絞り:f:22
フィルタ径:φ58mm
寸法:φ66mm×125mm
重量:595g
国内定価(当時):\--,---



at: 2005/05/17(Tue)
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