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これが目的でGに走った人も居るとか、“Hologon 16mm f:8 T*


“Hologon 16mm f:8 T*

 CONTAX G1/G2用の超広角レンズ。デビューはContarexボディに一体化だった“Hologon”の現代版!

 Zeiss IkonのContarexがまだ現役だった頃、Contarexのボディにレンズを埋め込んだ、Hologon Ultra Wideというバケモノ・カメラがありました。
 でもって、そのレンズはライカMマウントに移植され、ライカでしか使えないZeissレンズだったHologonがレンジファインダー・ボディのCONTAX Gシリーズ向けとして甦った逸品。

 CONTAX Gマウントは当時珍しいスピゴットマウントでもありフランジバックも短かったことから、マウントアダプターを介して他のボディで使うといった事も困難で、無理矢理ライカMマウントを移植するなどアクロバット的な使い方もされていました。

 それでもミラーレス機が台頭してくると、Gマウントレンズは後玉側のレンズバリアの関係で一部使えない物もあったものの、真っ先にマイクロ・フォーサーズ向けのアダプタが出現し、フルサイズ・ミラーレス用が続々登場しました。

 ご多分に漏れず、ライカLマウント向けも発売され、上図のように。
 Hologonはそのレンズの性格上周辺落ちが顕著なため、補正するための専用フィルターがバンドルされています。
 ただし、ニコンZマウント以外のミラーレス機ではフォーカル・プレーン・シャッターが干渉するため、メカシャッター無効状態にしないと使えません。

《レンズ緒言》
構成:3群5枚
画角:106°
最短撮影距離:30cm
最小絞り(固定):f:8
フィルタ径:専用角形フレーム
寸法:φ57mm×11mm
重量:125g
国内定価(当時):\280,000


ISO6400 1/60sec(フィルター無し)、1/20sec(フィルター有り)
左は補正フィルター無し、右は補正フィルターあり。補正フィルター付けると周辺落ちは多少マシになりますが、まだ微妙ですね。
1/10に圧縮しているので、図録の背表紙の文字、さすがに潰れちゃってますね(^^;《2023/8/11撮影》
at: 2023/6/10(Sat)
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