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オリンピア・ゾナーの再来 Sonnar 180mm f:2.8 T*


“Sonnar 180mm f:2.8 T*

 初代のレンジファインダーContax+ミラー・レフボックス用Sonnar 180mm f:2.8は“オリンピア・ゾナー”(“オリンピック・ゾナー”と言う人も居ますが、それは間違い。横文字の勉強をし直してください)として有名ですが、初期のピントリングがばかでかいタイプの物はともかくこれは機構が全く異なるため、“オリンピア”を付けるのは個人的には間違ってると思ってます。
 Planar 85mm f:1.4の前群にSonnarの後群をくっつけたようなエレメント構成で、描写能力も非常に良いと言われています(それを活かす腕がない)。

 フロート方式を採用しているため、京セラAFシステム用のAFコンバータ×1.6の使用は保証されていません(実際は動くには動きますけど、状況によってはかなり迷うのでレスポンスが悪いですね)。AFコンバータ×1.6と互換性が保証されているSonnar 180mm f:2.8は初期型のAEタイプのみです。

 フード内蔵タイプですが、このフードの評判は今ひとつ。72mm-86mmのスタンダード・タイプのステップアップ・リングを噛ませて、メタルフードNo.5を付けるのが吉。結構迫力出ますよ(Tele-Tessar 300mm f:4になるとNo.5の重連くらいでちょうど良いとか)。

 元々、ドイツ玉のMMレンズを持っていたんですが、現在保有する物はMMJ。でも売った値段より安かった....。価値が下がってるんですねぇ。良い玉なんですけどね。

(作例追加:2005/10/30)
 ちょっと古いモノですが、北海道大滝村の三階滝付近の蝦夷唐松(落葉)。ラクヨウというとキノコを指す人が多いんですが、ラクヨウ茸はこの蝦夷唐松の落ち葉に成長します。

《レンズ緒言》
構成:5群6枚 フロート方式採用
画角:14°
最短撮影距離:140cm
最小絞り:f:22
フィルタ径:φ72mm
寸法:φ78mm×131mm
重量:815g
国内定価(当時):\167,500(AE)/\175,500(MMG)→\154,000(MMJ)




at: 2004/01/10(Sat)
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