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Vario-Sonnar 35-70mm f:3.4 T*


“Vario-Sonnar 35-70mm f:3.4 T*

 CONTAX 167MTが販売された頃に登場した廉価版ズーム・レンズ。

 159MMを買った当時(すでに159MMはディスコンだったんですが)はPlanar 50mm f:1.4とYASHICA ML 55mm f:1.2、そしてこれを買うのがやっとでした。設計が古いのでマクロが広角側なのが特徴です。バレルの構造からYASHICA ML 35-70mm f:3.5を参考にしているんじゃないかな? と思ってます。

 f値は焦点距離を変えても固定ですが、よく見ると焦点距離によって絞りが動いていますので、かなり凝ったメカニズムですね。恐らく開放値による周辺光量落ちを防ぐためにこんな事をしているのでは? と推測できます。
 ズーム比2倍ではさすがに現在は力不足ですし、同じクラスの廉価版Vario-Sonnar 28-70mm f:3.5-4.5 T*が出ましたので、お役ご免でラインナップからは引退したレンズです。
 35mm-70mmの標準ズームレンズ・クラスではかなりの重量級で、京セラAF 35mm-75mなんかと比較すると唖然とするほど重いです。

 Vario-Sonnarは日本ではすっかり「バリオ・ゾナー」で定着してしまいましたが、いったい何語やねん(笑)、と言いたくなります(笑)。ドイツ語で“V”は「ファウ」ですし(ちなみに、“Y”は「イュプシロン」)、“nn”は英語じゃないのでそのまま「ン」なので、素直にカナ表記すると「ワリオ・ゾンナー」になります。
 でも、まぁ、ライカのVario-Summicronも「バリオ・ズミクロン」になっちゃってるし、Volks Wagenがフォルクス・ワーゲン(原音に近い表記だと、フォルクス・ヴァーゲン)になっちゃってるので、こういう日本語だと思って諦めるしか仕方がないですね(爆)。

《レンズ緒言》
構成:10群10枚
画角:64°〜34°
最短撮影距離:70cm(マクロ時は25cm 1:2.5)
最小絞り:f:22
フィルタ径:φ67mm
寸法:φ70mm×80.5mm
重量:475g
国内定価(当時):\110,000


at: 2004/01/01(Thu)
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