意匠図面の設計図
製作の基本となる意匠図面になります。
1)図面に見られる通り躯体側の柱をサッシ枠が当たるために枠の厚み分(100mm)逃がして設置される表示がされています。
2)○印のところは土台束が来るところですので束石の配列にもなる位置を表しています。
3)ステップの床高さとウッドデッキ本体の床高さとがわかるように表します。
4)束石のGLからの高さも表記されています。
5)間口×奥行きの寸法表記などの基本仕様が分かるように表示されます。
遣り方と根切り
ここから基礎工事などの作業工程写真をいただきましたのでご紹介いたします。 始めに基礎工事(束石設置工事)です。遣り方を作られ水糸を張られて水平だしをきちんと測定されています。 束石はピンコロタイプと羽子板つき束石を使い分けられています。
束石は下記のように使い分けているようです。
束石の設置
束石の地業で束石下にモルタル(水平だし調整と地盤沈下防止に効果)の敷き詰め作業を見て取れます。 水平器で高さをきちんと測器されていますので本体の納まりに効果を発揮します。
1)遣り方を作られているので設置工事がやり易く正確にできます。
土台の組み立て
土台大引を組み付けられました。1段目と2段目の連結か良く見て取れます。 基礎工事がきちんとされていますので土台大引組み立ても綺麗に出来ました。 水平器で水平を確認しました。
1)1段目のステップに2段目のウッドデッキ本体が束によって乗せつながれている。
斜めの木組み加工
斜め部分の土台の仕口納まりを見て取れます。
土台と大引がきちんと納まりました。
根太の取り付け
根太を取り付けられ柱を建てているところです。
デッキ下にはシートを敷いて化粧砂利を敷き詰めて見栄えと湿気対策をされています。
柱を建てる
根太、柱を建てられて段々と出来上がってきました。
躯体側の柱は100mm程外側に逃がしていてサッシ枠の支障をかわしています。
柱の垂直と水平の確認
柱の水平も確認しました。垂直も綺麗に出ているのが分かります。
1)真っ直ぐな定規を柱の上部にあてがい水平器で確認する。
クロスの取り付け
笠木とクロスを取り付けられました。
1段目、2段目の根太配分も良く見られます。斜め部分の根太も取り付けられました。
笠木の取り付け
柱に笠木とクロスを取り付けられるとウッドデッキの全体像が浮かんできます。
フェンスが綺麗に納まっていますので良い出来上がりになるでしょう。
床張りを残すのみ
丁寧に作業されています。土台大引伏せ、根太、柱、笠木、クロスが取り付けられて いよいよ床張りに移行します。
これからいよいよ床張り施工です。
床張り
床張りの施工途中のところです。ステンレス釘を2本ずつきちんと根太に止められました。
1)三角の斜め部分にさしかかり長めにとりつけて最後にカットして仕上げる。
床板の切り欠き
柱とクロスの交わるところの細かい作業をされています。
1)床板を柱やクロスにあわせてカットして納めます。
2段一体連結型のクロスフェンス仕様ウッドデッキです。
丁寧に作業されて綺麗に出来ています。いかにもバランスが良く栄える作品になっています。
この角度からですと床板のアール曲線が良く見て取れます。
1段ステップと2段デッキの納まりも良く分かります。フェンスが綺麗に建てられています。
羽子板つき束石もきちんと設置されました。
この角度から見るとウッドデッキもさることながらお庭も綺麗です。
お客様の手作りのようです。
上から撮影されました。床張りや笠木が綺麗に納まっています。
床のアールが意匠的です。
クロスフェンスの間取りが目に栄えます。
床張りのアール部分の拡大です。お客様の手作り作業で床板も綺麗です。庭には飛び石と小砂利を敷き詰めて雑草対策や
水しぶき対策などを兼ねています。
丁寧に作業されて綺麗に出来ています。いかにもバランスが良く栄える作品になっています。