鳥小屋をDIYで作る


千葉県のS.N様から鳥小屋を作られた作品をいただきましたのでご紹介いたします。
烏骨鶏の鶏を飼う小屋として今回、鳥小屋を新築されることになりました。 弊社では骨組みとなる土台や柱、桁材、母屋材、筋違などの構造部材をお届けさせていただきました。 その他の部材につきましてはお客様の調達により製作されました。屋根も葺かれ塗装もされた本格的に鳥小屋が完成いたしました。
土台と柱を建てる 今回はお客様から手造りのDIY作品鳥小屋をいただきましたのでご紹介いたします。 弊社でお手伝い致したのは骨組み部材だけで殆んどの材料の調達からキザミ組み付けまで お客様ご自身の手作業でDIYの見本のような作品です。 今回ご紹介することによってお一人でもDIYに挑戦してしてみようと感じてくれればとの思いからご紹介させていただきました。

<お客様からの施工工程のコメント>
受け取った柱の全てにオイルステンを塗布して組み立てました。 北側はブロック塀に接近させたいため、外板を張ってから塗装を 済ませて塀側に寄せました。 柱にミゾを彫ってから中柱を立てました。


道具の使い方 お客様がノミで材料の加工をされているあたり部材同士の組子細工を とられています。この作業はただビスや釘で固定するよりも強度が増すだけでなく 結果的に作業スピードもアップしてまた綺麗に施工できます。DIYするときは是非採用したい加工です。

母屋材と垂木の取り付け 小屋組み(屋根)の下地作業です。先ほどの部材のキザミはこの部分の組みつけに使われたものと思われます。 屋根の勾配は使う材料により基準値がありますので調べて見ましょう。 今回の屋根勾配は充分と思われます。

屋根伏せを作られる 小屋伏せ(屋根組子)になります。屋根勾配があるので 部材同士を相欠きする場合は勾配を考慮して加工をする必要もあるかもしれません。 屋根施工はDIYの中でも作業難易度は高い部類でしょう。良く出来ています。

外壁と内壁の製作 屋根下地にコンパネ(屋根合板)をはられました。内側から見た感じもしっかり小屋組みが出来ているのが見られます。 土台には網を付けて逃げ防止対策がされています。

<お客様からの施工工程のコメント>
屋根は当初、材料の無駄が出ないよう1.5坪を考えましたが、 大きすぎるようなので幅1.8m、長さは2.4mにしました。 組み込んだ垂木に9ミリの合板をビス止めし、ポリカ波板を張り ました。 土台柱から地中へ、イタチなどの侵入を防ぐため樹脂ネットを 回しました。


断熱材や屋根をポリカ波板で葺く 屋根にはポリカ波板を施工されました屋根勾配も充分です。 内部にはスタイロフォーム(断熱材)を張り巡らし夏涼しく冬暖かくの対策がされています。 窓にも金網を付けられて細かい作業です。

<お客様からの施工工程のコメント>
西側の窓は強風対策を考えてステンレス製のネットに開閉 できる板戸の取り付けを考えました。 天井及び北側の壁には25ミリの硬質断熱材を入れました。 南側のネットは面積が大きいため、木で格子を入れました。 小屋内へ雨が入り難いように地面から30センチ上まで板張 りにしましたが、18ミリ厚のさわら板を使いました。


ドアと窓の取り付け ほどんと出来上がりました。ドアもお客様手作りでドア取っ手は海辺で拾った木々を使われたとの事です。 ドアの建て付けも難易度の高い部類の作業で水平、垂直もさることながら捻じれも考慮しないといけません。 ドアがきちんと納まるようであれば相当な技術力があるといえましょう。

塗装を塗られて鳥小屋の完成 完成いたしました。塗装も施され鳥小屋にピッタリな雰囲気を醸し出しています。 窓もたくさんありドアにも窓があり充分な明り取りです。 また、夜には窓に遮光板を付けられて暗くしています。 照明も付けられています。 完成されました。鳥も新居に喜んでいることでしょう。 最後まで読んでくださった皆さん是非DIYに挑戦してみましょう。

<お客様からの施工工程のコメント>
窓枠の三方にミゾを付け、樹脂板で光を遮断できるように しましたが、早朝から鳥を鳴かせない工夫です。 壁に挿入した断熱材を鳥がかじらないように地面から1m までは杉材で板壁にしました。 4月4日完成、即親鳥2羽と5ヶ月雛を入れたところ、1時 間も経たないうちに卵を産んでくれました。 住み心地が良いのか、毎日2羽が卵を産むので大助かり です。(6日現在で6個になりました) 以前は1羽が1日おきに産んでいたので不思議です。

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