ボーダーフェンスとパーゴラのウッドデッキ
宮城県Y.I様からウッドデッキの完成写真をいただきましたのでご紹介いたします。
ウッドデッキには次のような意匠をお客様からいただいて製作いたしました。
- 一部跳ね出し床面
- 土台幕板張り
- 斜め角度付き縦格子フェンス
- 目透し横ボーダーフェンス
- パーゴラ
上記のようなたくさんの作意のあるウッドデッキです。床部分は向かって左側が土台よりも出ているいわゆる床板が出ている跳ね出しタイプになっています。
また、土台には幕板が3面張られて化粧されています。正面のフェンスは格子を斜めに角度を付けた格子で目隠しにもなるように目透し角度が付いています。
横のフェンスには板を横に張った横ボーダーフェンスにしています。そしてデザインタイプのパーゴラを付けられています。
ウッドデッキの製作と図面を見ていきましょう
濡れ縁や花鉢などで庭として利用されていたと思われる敷地におおよそ2300×2200の大きさのウッドデッキをつけられる計画をされました。
外側から見た完成写真
ウッドデッキの大きさはおおよそ間口2300×奥行2200の大きさを計画されました。それにともない
基礎となる束石は全部で9個必要できちんと設置されています。はじめに、土台と土台束及び床材を化粧するための幕板が綺麗にみられます。
手前のフェンスは、斜めに角度を20°にした縦格子を配列したフェンスが2基取り付けられています。
クロスフェンスが一基つけられています。クロスフェンスや土台束よりも床面が出ていますので、床面は跳ね出しの構造になっています。
また、奥にみられるのが横に板を目透しに配置して取り付けられたボーダーフェンスです。雨除けとして利用できることを見据えてパーゴラも計画に入れられています。
ウッドデッキカラーはオークカラーでのご提供です。
ウッドデッキを正面から見たところで、斜め縦格子が良くて取れます。縦格子は真っ直ぐのように見えますが、20°の角度がついて斜めのようになっています。この20°の角度が目隠しの効果を発揮してくれます。
この部分から見ると、ちょうど左側の床面が跳ね出しの構造になっているのがよくわかります。幕板が床材と土台と土台束の設置部分を隠してくれるのでスッキリした綺麗な下廻りとして見られます。
縦格子フェンスの製作図面です。
縦格子が斜めに20度の角度がついて14本配列されています。
室内側から見た完成写真
左側に横目透しボーダーフェンス、正面に斜め縦格子フェンスが見られます。ボーダーフェンスは柱を両面から互い違いに目透しのように張っていった作りをしていますので通風は良くまた、目隠しのフェンスとしても使われます。
斜め縦格子フェンスも格子と格子の隙間を30mm程度の隙間で細かく格子を配列した細かいフェンス細工になっています。
床板と幕板の納まりが綺麗ですね。床板の釘打ちも綺麗にきちんとされているのが見て取れます。
この角度から見ると斜め縦格子フェンスがよく見られます。縦格子は太さ90mm×30mmありますので結構太い材木を細かく配列しています。
パーゴラ部分もよく見て取れるアングルです。ウッドデッキと庭への出入り口がこの部分で見られます。また、クロスと柱の部分の床板の納まりなど細かい作業を慎重に作業された様子が見て取れます。床板も幕板もきれいに張られていてきちんとした作業ということが分かります。
追加でいただいた自作階段写真(H 27.2/15日)
ウッドデッキ本体が出来上がってから、後ほどお客様ご自分で階段を作られて設置された写真をいただきましたのでご紹介いたします。やはり階段があると昇降に大変便利ですね。