木製物置の作り方


千葉県のS.N様から木製で作られた物置の写真をいただきましたのでご紹介いたします。
今回は、引き戸と裏壁と側面壁の下部を金属製の鋼板を利用されて、その他の部分(軸組み)などは木材で作られた物置です。

基礎コンクリート工事

基礎枠工事 基礎の土台アンカーボルト設置

基礎工事には枠を組まれてコンクリートを流し込んだ本格的な工法。
先に土間コンクリートを完成されてから、その上に枠を作り基礎部分を仕上げられていると思われます。
土台を固定するアンカーボルトは両側に設置しています。アンカーボルトを設置する場合、土台の高さとアンカーボルトの 埋め込み高さを考慮し尚、真っ直ぐにアンカーボルトを埋め込む必要があります。

組み立て工事

3番の土台へのアンカーボルト締め 4番の土台へのアンカーボルト締め 土台の水平を測る - 水平器

両側の土台を設置したアンカーボルトに固定します。
写真のようにアンカーボルトのナットがボルトと面一になるようにするのが理想。
また、アンカーボルトが真っ直ぐにしていないと土台の穴あけが面倒になるので注意点。
水平器で土台の水平を測定する。

裏側の壁設置 桁を取り付ける 側面の腰壁部分も鋼板(パネル)壁とする

物置の裏側の柱を建てたら鋼板(パネル)壁を取り付ける。
次いで、前側の柱建て及び桁などを組み付けて構造軸組みを完成させる。
両側の腰壁部分も鋼板(パネル)壁で作られています。

物置の内部の作り

土間コンクリートと敷居の関係 敷居のみぞ

土台の上に引き戸の敷居を取り付ける。
敷居の溝にはすべりを良くするために、耐久のある金属用の敷居すべりを取り付けました。

正面から見た左側面の壁 腰壁、鋼板(パネル)壁 - 上、断熱フォーム 柱と桁の取り付け部分

正面から見た左側の内部壁部分。腰壁が鋼板(パネル)壁で出来ていて、上には断熱フォームを付けられています。
正面の引き戸を閉じられている写真と、開口されている写真と見られます。
桁上の小壁や鴨居上の小壁などにも断熱フォームを取り付けられています。

正面からみた右側の壁 鴨居の小壁

右側の壁。柱には引き戸の戸当りと鴨居も見られる。
鴨居の小壁にも断熱フォームをしっかり取り付けられています。

物置の天井

天井にも断熱フォームを取り付ける。垂木の真ん中にある横木は断熱フォーム受けと見受けられる。

物置の外側の作り

引き戸正面 物置の側面と一部裏側 物置の裏側

物置の引き戸の正面です。
側面と裏側、真壁(しんかべ)作り(柱が見えて壁がある状態 - 代表は和室の壁)になっている。
壁は緑色に、木部は茶色に着色されました。

引き戸の隙間隠しパッキン 鴨居溝と引き戸鋼板

引き戸の小口にパッキンを取り付けて隙間隠しをされています。
鴨居の溝と鋼板の引き戸との納まり。

屋根は片流れ屋根 ポリカ波板葺き

屋根は片流れ屋根で、下地に合板を敷いてからポリカ波板を葺き込まれている。
屋根の前側には強風対策がされているのが写真でわかります。

物置を使う

物置を使う

物置が完成したので収納をされました。


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