02ハイプリエステス
02:THE HIGHPRIESTESS(女教皇):精神、英知、純粋、理解、うぬぼれ
正位置:純粋、知的、研究熱心、自立した、内に秘めた
逆位置:冷たい、孤独、わがまま、見せかけの

一般的な絵柄:本に囲まれた清楚な女性が、本を読んでいるというものが一般的です。
女教皇は、13世紀の架空人物「女法王ジョアン」がモデルと考えられています。絵柄の女性は、ほぼ間違いなく、書物を手にしており、物静かな様相とあいまって「知識」「教養」の高さを示します。着衣などは、清楚な寒色系の色でまとめられ、「純粋」さと「清潔」であることを示します。
このカードの場合、逆位置は正位置の反対の意味というよりむしろ、正位置の意味が過ぎた状態(清潔→潔癖すぎ、内に秘めた→ヒステリックなど)と解釈すると判り易くなります。

このカード:女教皇のもつ、不安定さと潔癖さから、しろさんの女の子を選びました。これは絵から感じた、自分の印象ですので、この女の子が、そういうキャラというワケではありません。
控えめな印象がある娘なので、本に囲まれて知識を強調するよりむしろ、本は膝に一つとして、潔癖な感じを前面におく為、青を基調とした画面にしました。不安定さを表現する為、背景には不安定さの象徴である月を配しています。
また、本来、女教皇のカードの女性は、無表情なのですが、知識を得ることの、ほんのちょっとした面白さを表現する為、敢えて微笑を浮かべさせています。
かなり意外なキャラチョイスだったようで、「?」もありましたが、自分としてはかなり初期から、この娘と決めていました。目が離れているのでどうかとも思いましたが、前髪が長いため、割とフレーム繋ぎに苦労せずに済んだのは幸いでした。

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