０４：EMPEROR（皇帝）：富、権力、理性、父、男性的、仕事
正位置：安定した、頼れる、お金持ち、良い仕事、うまく仕切る
逆位置：怠惰な、未熟な、頼りない、冷たい、頑固な

一般的な絵柄：角張った王座に座る、威厳のある王が描かれます。
王は大体、やせ型から中肉で、太った感じのものは少なく、まだまだ現役で、治世、防衛など、国の仕事を最前線で仕切っているという風情です。また、玉座は角張っている事が多く、王の厳格さを暗示しています。
これらから、「権力」｢父｣をはじめとする「支配者｣という解釈の他に、「仕事」や「厳格｣などの解釈も成り立ちます。
「３：女帝｣と並べ、この皇帝が女帝に視線や体を向けているかで、王の立場もわかります。女帝に視線を向けている場合は、広く意見を聞き、治世に役立てる円満治世の王。逆に視線を合わせようとしない王は、独裁的君主といえます。カードの図柄によって、込められた思想が見える、ちょっと面白いカードといえます。

このカード：(ivi)さんの描く定番キャラクターです。
キャライメージに合わせ、殺伐の王という雰囲気にしてみました。玉座は定番の角型で、女帝の意見を聞かないタイプの厳格な王にしてあります。王座の回りは無機質で唯我独尊をイメージ。後方の扉は冥界と繋がっているという感じです。
このカードは、描画中、誤って投稿ボタンを押してしまい投稿された白黒絵に、オフラインで彩色したものです。白黒絵は即座に削除しましたが、もしかしたらタイミングの合った誰かが保存しているかもしれませんね。