１３：DEATH（死）：完全な変化、死、失敗、損失、破壊
正位置：破滅、別離、失敗、病気、急変
逆位置：再出発、復活、意外な再会

一般的な絵柄：不気味な絵柄で、バリエーション豊かです。死神（動く骸骨）が魂を刈る鎌を持っている図が多いですが、鎌を持たず、羽や旗を持つものもあります。
死のカードの図柄は、ルネサンス時代の死をテーマにした絵が根底となっているものと考えられ、当時、周期的に流行した、ペストや風邪、コレラなどの伝染病の影がちらつきます。
これらから、死に直面した人間の「平等さ」と死の「唐突さ」が導き出され、これに、キリスト教の「魂の不滅」という宗教観を併せ、「突然に襲い掛かる、人間の力を超えた、運命的な終わり、そして再生」と解釈すると良いでしょう。このカードの「死｣の意味を、絶対的な破壊ととらず、再生を意識した形で捉える方が、マッチングしやすいと思います。

このカード：自キャラで恐縮ですが、死体ちゃんを描きました。
死を司る者というより、死を見つめる観察者という意味合いで捉えています。
蛇足ですが、死に至らしめるために、何かしらの力を行使することより、死に直面したものを、ただ見つめる方が残酷な行為だと、個人的に思います。この娘は、そういった意味で、この娘の行為、あるいは、それを描き続ける私の行為は、殺人鬼などより圧倒的に残酷な行為を行っているといえるのかもしれません。