２１：THE WORLD（世界）：完璧、完全、成功、実行、現状打破、力、完成
正位置：新しい出発、結果が出る、絶頂を迎える、満足感のある、報酬のある
逆位置：未完成の、中断される、進歩がない、くじける、惰性の、永久に

一般的な絵柄：定型があり、殆どがそれにならいます。
美しい女性が、左右の手に棒を持ち、カードの４隅に、天使、鷲、雄牛、獅子が描かれています。四隅の生物は、それぞれ、風、水、地、火を現し、中央の女性が、全ての元素を自由に操る事ができることを示しています。彼女の持つ二本の棒は、ポジティヴ、ネガティヴのことを暗示し、陰陽に通じていることを示しています。
この様に、女性は陰陽にも元素にも通じ、「全てのものを自由自在に操れる、神に最も近づいた、完璧な存在」とされています。同じ「成功」であっても１９：太陽のものに比べ「神の領域に踏み込んだ、非の打ち所のない成功」となり、一つ上の段階と考えてください。
この女性、１０：運命の輪で現れた、女神フォルトゥーナとする説もありますが、フォルトゥーナは美しくない女性とされる説もあり、真偽の程は不明です。フォルトゥーナが１１以降の段階を踏んで、美しく完璧な存在になった、と考えるのも、面白いかもしれません。

このカード：最後は名無しさんで行こうと、個人的な趣味で、チンコ犬ことモグたんと、朝の挨拶でおなじみの触手さんたちを描きました。
一番最後に描いたカードということもあり、不思議なプレッシャに襲われ、あまり上手く描けなかった感じです。機会を見つけて、描きなおしてみたい絵柄です。
この絵に至るまで、ほぼ一月、ずっと応援してくれた人たち、ウザい連載と思いつつも無視してくれた人たち、また、キャラクタを勝手に使われても、クレーム一つ述べられなかったキャラ主の方々。全てのSQL@ふたばの人たちが居なければ、タロットが完成することはなかったでしょう。ありがとうございました。