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メールのBCCを上手に使おう

目的 自分と友人のプライバシーを守るために・・

最近、メールのセキュリティーに関して、少々疑問?なメールが届く事があります。このままでは「あなたの友人」に被害が及ぶ場合があります。
「Bcc」をご存知無い方、また、使ったことの無い方はぜひお読みください。

送り先同士の相手がお互いを知らない・・いわゆる 「友達の友達」系の同報メールは、ToやCcではなく「Bcc」で送りましょう。 私の手元にもToやCcで送られた全く知らない人のメルアドが300人分以上あります。

「友達の友達」系の同報メールは、ToやCcではなく「Bcc」で送ろう。

たとえば、あなたのメルアドが変わったとしましょう。当然、あなたは知っている友人に「メルアド変更」のメルを出すはずです。このときあなたならどうしますか?1通1通一人ずつにメルを送りますか?・・多分「あて先(To)欄」か「回覧(Cc)欄」に送りたい人のメルアドをずら〜っと並べて、一括で送信するのではないでしょうか?

ここでちょっとした問題が起こります。「To」や「Cc」で送った場合、送った相手にその送り先のすべての「メールアドレス」が見えてしまうと言う事です。受け取る相手、つまり送信先の人たちは、あなたを中心としてお友達ではありますが、送られた相手にしてみれば全く知らない人のメルアドまで見えてしまうわけです。また、自分のメルアドを「全く知らない人」に送られて、快く思う人は少ないのではないでしょうか?

このメルアドは、ある程度の「趣味や年齢」などの似通った人たちのデータということができるでしょう。こういった個人的なデータを欲しがっている人たちはたくさんいます。売買されていることさえあるわけです。

もちろん、あなたの友人がまさかそんな事をしているわけではないでしょう。ただ、どこかでこのデータが漏れてしまった場合、(たとえば送ったメールが何かの拍子に「転送」されてしまった場合など)問題が起こる可能性があります。

もしも、このメルアドが「怪しい人」の手に渡ってしまったらこれは大変な事になります。送ったあなたはもちろん、あなたの友人にまで迷惑がかかることになります。

実をいうと、私の手元にも、こういったことで「300人以上」の全く知らない人のメルアドがあります。もちろんそれをどうこうするといった考えはサラサラありませんが、そういったものが届くたび心配になります。

以前、あるプロバイタの管理者が、利用者に連絡事項のメールを送ったとき、うっかり「Cc」で送ってしまい大問題となったことがありました。このとき、利用者は「数百」という全く知らない人のメルアドを手にしてしまったわけです。もちろん、このプロバイタが「セキュリティー」に関してきつく締め上げられたのは言うまでもありません。

そういった問題を防ぐためにも、「友達の友達」系の同報メールは「BCC」で送りましょう。

Outlook Expressでの「BCC」の送信手順

まず、メールの新規作成をクリックしてみてください。出てきた新規メールの上の部分、「To」「Cc」の下に「Bcc」が表示されているでしょうか?
「Outlook Express5.X」はデフォルト(標準設定)ではBccが表示されない設定になっています。これを表示させるには新規メールのメニューバーの「表示」をクリックします。出てきたメニューから「すべてのヘッダを表示」をクリックすれば、メールのヘッダ部分に「Bcc」が現れます。

この「Bcc」欄に送りたい相手のメルアドを入れていきます。ここに入れられたアドレスは、送られた相手には見えません。

通常はこれだけでOKです。・・が、このメールが送られると、届いた相手には「送り先」が空白になったメールが届きます。ちょっと変ですよね。そこで、「To」欄に自分のメルアドを入れておきましょう。これは一般的なルールになっているようです。

あとは、メール本文の一番最初に「このメールはBccで送っています」と明記しておきましょう。これで受け取った相手も安心できます。ちなみに、スパムなどの迷惑メールも「Bcc」で送られてくる為、Bccに敏感な人もいます。そんな人の為にもきちんと明記しておく必要があります。

以上で「Bcc」メールを送ることが出来ます。自分を含め、友人を守る為にも、ぜひ「Bcc」を活用してくださいね。

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