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「ウイルスデマ情報」に惑わされないために

目的 「ウイルス情報」などのメールを正しく判断しよう

近頃、いろいろなところから『ウイルス情報』などがメールで送られてきます。しかし、どれだけの信頼性があるものなのでしょうか?間違った情報が次々に伝えられてはいけません。正しく判断し、自分の廻りの友人などを巻き込まないようにするため、このページをアップしました。

たとえば『ウイルス情報』のメールはこのような感じで送られてきます
友人から送られてきた「ウイルス情報」です。転送します。

>>  下記のウイルスには気を付けてください
>>
>>****************************
>>
>>  <重要警告>
>>
>> かなり危険なウェイルスですので気をつけてください
>>
>>*(1)もし、“JOIN THECREW”というタイトルのe-mailを受け取ったら、
絶対に開かないでください。
>>もし開いてしまうと、ハードディスクのすべてが消えてしまいます。
>>
>>この文書をできるだけ多くの人に送ってください。
“JOIN THECREW” >>これは、新種のウイルスであり、知らない人がたくさんいます。
>>
>>この情報は、IBMから手に入れました。
>>この情報をインターネットにアクセスする人に知らせてあげてください。
>>このウイルスを止めるために、あなたの知っている人すべての人にこの
文書を送って下さい。

メールの特徴
まず、メールは友人やメル友などから送られてきます。知っている人なのでついつい信用してしまいます。
しかし、その内容はほとんどが「引用文」( 「>」 て゜始まる文章)で、差出人本人が書いたものではありません。 また「できるだけ多くの人に知らせる」ように書いてあるのがほとんどです。

確認しよう
上記のようなメールを、もしもらってしまったら次のアドレスで確認してみましょう。

NetworkAssociates ウイルスデマ情報のページ
http://www.nai.com/japan/virusinfo/vlibrary.asp?a=HOAX

ここは、アンチウイルスソフト「VirusScan」のメーカーサイトで公開している「ウイルスデマ情報」のページです。各デマウイルスの名前から検索することができます。(たとえば、上の例では「“JOIN THECREW”」がその名前になりますね)

そして「デマ情報」だとわかったら、これ以上広げないためにすぐに「差出人」にその情報を伝え「ストップ」をかけてもらうようにしましょう。

このメールの目的
この「ウイルスデマメール」の目的は、メールをたくさん送ることによる「インターネット上の混雑」(トラフィック)を目的としています。上のメールでも「>>このウイルスを止めるために、あなたの知っている人すべての人にこの文書を送って下さい。」とのくだりがあります。もし全員が送った場合「ねずみ算」式に爆発的にメールが送られることになり、それによるトラフィック、さらにはメールサーバーのダウンにもつながります。もし、自分の使っているメールサーバが止まってしまったら困りますよね。また、インターネットは全世界につながっているため、その影響は世界的な問題になることさえありえるわけです。

ウイルスで知っておきたいこと
まず、「メール本文を読んだだけでウイルスに感染することはない」と言うことです。(テキストファイルには感染しません) 「このメールを開いただけでウイルスに感染する」といった内容に惑わされてはいけません。ウイルスと言っても、ただのコンピュータプログラムですから、一般的にウイルスをコンピュータに感染させるためには、そのプログラムを実行させなくてはなりません。そのためメールに添付する「添付ファイル」の形で送られてきます。この「添付ファイル」を実行しなければ、まず感染することはありません。ですから「添付ファイル」の取り扱いは十分慎重に行いましょう。また、メーラーの設定などで「添付ファイルの自動実行」ができる状態になっているのなら、できるだけ外したほうが良いでしょう。

添付ファイルのチェック
では、もし「添付ファイル」が送られてきた場合はどうしたら良いでしょうか? その場合は「アンチウイルスソフト」を使ってチェックすることをお勧めします。できれば、添付ファイルを開かずに一度別フォルダに移してからウイルスチェックを行えば完璧です。(ソフトによって「添付ファイル」の状態では検出できないものがあるためです) ただし、ウイルスは日々新しいものが世に出ています。そのためにも、アンチウイルスソフトの「参照データファイル」はいつでも最新のものを使いましょう。

『Returned or Unable to Deliver』というメールがきたら
このメールは、よく「添付ファイル」付きで届きます。ほとんどが英文で、いかにも怪しげです。だけど、その本文をよ〜く見てください。(本文を見るだけならウイルスには感染しませんから・・) きっとどこかに自分の「メルアド」が書いてあるはずです。そして、最近あなたが出したメールの相手先のメルアドも書いてあるはです。また「not Found」とか「Down」などの文字も見つかるはずです。
そう、このメールはあなたが出したメールが何らかの理由(アドレスが間違っているとか、サーバーがダウンしていた場合など)で相手に届けられなかったため、サーバーから送り返されたメールです。添付ファイルには、あなたが送ったメールが入っているはずです。こんなメールまで「ウイルスメール」というデマがあるんだから、困ったモンですね。

ウイルスは確かに怖いです。でも「人によるデマ」はもっと怖いような気がします。正しい知識と対処によって、自分自身だけではなく、周りの人たちも守るようにしましょうね。こんなデマ情報で「人間関係」にひびでもはいっちゃ〜かないませんから・・。それから、最後に。「デマメール」は一番最初に送った人だけが悪者です。それを転送している人たちは、皆「善意」で行っているわけです。だから、けっして送ってくれた人を責めたりはしないでくださいね

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