KHV(コイヘルペスウイルス)について |
特徴 |
コイ以外の魚種には感染しない
外観症状に特徴なし。症状がはっきりと出ずに死んでいく。
増殖、発病の至適水温は18〜25℃、初夏と秋に発生のピーク。
13℃以下では増殖をほとんどせず、実験的には発病も起こらない。また、30℃以上では増殖せず。
しかし、低水温(13℃以下)で発病していない感染コイを、23℃に上げると発病して死亡することが確認されている。
消毒方法 |
次亜塩素酸(添加後の有効塩素濃度が3mg/L程度)、ヨード、アルコール等、通常の消毒剤で簡単に死滅。
水温50℃では1分で死滅。
水温15℃以上の通常の河川水や湖水中では水中のバクテリアによって3日程度で死滅。
注意点 |
以下、農林水産省HPより抜粋
KHV病の場合、自然治癒したり、昇温治療を施したコイは、PCR検査に対して陰性となる個体もありますが、
一見健康そうに見えるこれらのコイはKHVを持ち続けています。
例えば、KHV病に感染後、32℃で昇温治療を行ってから14ヶ月が経過したコイにもKHVの存在は確認されており、
このようなコイが、ストレスが加わるなどの原因により体調不良に陥り、コイ自身の免疫力が低下すると、ウイルスが
活性化することが、(独)水産総合研究センターをはじめ関係研究機関での実験により確認されています。
すなわち、「自然治癒したコイや昇温治療したコイは完治し、他のコイに病気はうつらない」というのは全くの誤解です。
このようなコイは、体内にKHVが生き続けているにもかかわらず、見かけ上健康であり、病気の症状が出ないことから、
売買、一時預かり、品評会への出品等流通や移動を通じて、感染を拡大させる原因となる可能性があります。
錦鯉が病気にかかっても、安易な昇温治療はやめましょう。
対策 |
【我が家のKHV対策】
1.鯉の購入は信頼できるところから
2.購入直後は最低1ヶ月間、水温23〜25度での隔離飼育。自家産ウイルスフリー鯉との同居
3.100%水道水
鯉の購入を信頼できる所から購入するだけで、ほぼ100%防げると思います。
それでも念には念を入れて、最低1ヶ月間は隔離して様子見する事をおすすめします。