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精神世界のこと


 始めはひょんな事からであった。会社である辞める人が「学歴もない○○(私の事)如きに何が出来る云々」と言う事を言われたその当時の私の上司が、たまたまダイレクトメールで来た「関西カウンセリングセンター」の受講を打診してきた。

 もともと年齢的にも自分の生きてきた道に気づく時期にもあったと思う。興味は持っていたので「飛びついた」形で受講した。上司から進められたカウンセリングとの出会いが、最終的にはその会社を辞める遠因になっていった。

 人生とは誠に面白いというべきか皮肉というべきか。

 とにかくカウンセリングから始まった私の精神世界との出会いは、その後エンカウンターグループ、夢分析、箱庭、ゲシュタルトセラピー、トランスパーソナル心理学、アロマテラピーと芋蔓式に出会い、現在にいたる。

 その間に勉強していった最新の心理学をいつも現場の幼児教育に降ろしていった。最初の結婚が破綻したのも自分が気づいて意識が変っていき、相手とのエネルギーの波動が合わなくなったと言う事では、精神世界によく見うけられる離婚と同じだと思う。その意味に於いては、職場という衣も替え、家庭という衣も替えた今があると思っている。

 3月まで勤めていた塾は、幼児教室を何もない状態から立ち上げ、退職する前のここ2〜3年程は、職員の研修とお母さん達の相談的な事が大半だった。大脳生理学に基づき、しかも精神世界を通しての自分なりのアドバイスをしていた。

 今思えば、この難しい子育ての時に、一番欠けている「精神性」「こころの教育」に早くから気づいている自分がいたと思う。そして私がその事に気づいていると言う事を教師もお母さん達も敏感に感じていた。

 「分からない事があれば、先生に聞けばいいからって思うと安心します。教室に先生がおられるという事だけで嬉しいです。」と言って下さった若いお母さんの事は、今でも気がかりではある。(※会社ではおおすみではなく、婚家の姓を使っていました。)

 でも、まあご縁があればまたご一緒する事もあるのでしょう。

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