私って一体なんだろう？鳥取県の小さな町に生まれて、今まで生きてきた。父はもう亡くなった。母が一人で田舎に住んでいる。姉もいる。団塊の世代の代表のような人間。

　結婚もした。離婚もした。２人目の孫がつい先日生まれた。孫はとても可愛い。古い友達が「あんなに娘さんは許せないって言っておきながら、なに？その変わり様は！孫がそんなに可愛いの？」と責める。

　でも可愛いものは可愛いんだから仕方がない。地球より重い１つの命。娘が大学を止めて、孫の父親と付き合い出した頃は、正直なところ殺してやろうかと思ったこともある。 　しかし、人の出会いは誰も止められない。まして１つの命の前ではどんなことも吹っ飛ぶ。

　人は死んだら４９日を過ぎるともう生まれ変わるという。 先日生まれた孫は、どんな人の生まれ変わりなのだろうか等と思ったりもする。

　私の魂はどうなるんだろう。肉体は１日１日と老化する。段々と私は醜くなっていくのだろうか。

　でも、そんな中でも、私は段々容姿は、童女のようになっていくのではないかしらとも思ったりする。

　人が生きていくということは、毎日の生活の中で、小さな事でも自分の大きな悦びに出来るかどうかじゃないのかな、なんて思う時もある。

　新世界の通天閣近くの串カツが美味しくて嬉しかったり、メールマガジンが無事に出せたりすることを素直に喜ぶ。そんな小さなことで満足できる自分でありたい。

　愛のあふれる私でありたい。

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