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若い先生がいない


 この頃、小学校の臨海学校が無くなっている学校が多いと聞く。表向きの理由はどのようになっているのかは知らないが、その本当の理由は先生の体がしんどいからだという。

 そう言えば、公立小学校の先生の年齢はほとんどが30代後半から40代50代で、そのほとんどが女の先生のように思う。

 しばらく前に難波の高島屋前で、学校の女の先生ばかりがなにかのビラまきをしてた。私は上記のような事を耳にしていたので、先生達の年齢がどれぐらいだろうかという目で見た。聞いたうわさ通り。30人足らずの人数だったが、見るからに40代という感じの人ばかりだった。20代に見える人は1人だけいたかな?

 若い先生がいない。
学校が塾に負ける、というのが分かったような気がした。

 とにかく若さがない!

 今の時代の少子化で先生の採用はますます望めないから、公立の小学校へは若いエネルギーの入りようがない。先生はベテランになっていくと同時に、確実に若さが失われていく。

 かくして、子ども達が楽しみにしている臨海学校が、学校から無くなっていくということになる。

この事は、どう考えてもやっぱり良い事ではないと思う。公立の小学校へ就職出来ない若い先生希望の人たちは、元来子どもずきで、子どもに教えたいという気持から、それが出来る、塾に来る。

 だから、私が勤務していた塾も若い人が実に多かった。そして、彼らは教える事に熱心だ。勉強もしている。エネルギーもある。

 だから、はっきり言って、学校より塾の方が勉強が楽しい、という子どもの気持はよく分かる。教えるテクニックより熱い情熱の方が人を引き付けるものだ。特に子どもは素直な分、強烈なエネルギーになびく。

 もちろん、学校の先生にはその他の生活上の事も色々指導しなければならない事が多いということは分かって、なお且つそう思う。 

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