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文字の読み書きは必要か?


 幼稚園受験には文字の読み書きは大体において必要がない、という認識です。但し、2年保育やたまに1年保育を受験する場合は「自分の名前は読めて書ける」というぐらいにしておくほうがいいように思います。また、1年保育の場合は“念のため”に50音ぐらいは「読めるように」練習をされておかれる事をおすすめします。

 小学校受験の場合は、建前としては「文字は読めなくていいし、書けなくていい」ということになってはいますが、受験をするほとんどの子ども達は「読めて書けている」というのが現状です。だから、一応読めて、書ける状態になっておく方が安全でしょう。

 実際に、文章を読ませて、それにそうとうするモノに丸をつける、等という出題も時々あります。

 書くということでは、ペーパーに「自分の名前」を書くというのはどこでもあります。そして、私学の場合はその「自分の名前」をどれだけ丁寧に大事に書いているのか、ということも判断しています。
 だから、与えられた枠の中に、どれだけバランス良く、上手に、丁寧に、きれいに書くかということも大きい事です。また、名前を書くのでも縦書きに書くのと横書きに書くのとではちょっと違いますので、出来れば両方を十分に練習しておかれることです。

 余談ですが、幼児が文字に興味をもつ一番始めは自分の名前です。1歳〜3歳ぐらいであれば、ひらがなで本人の名前を1日に1回でいいですから書いて見せ、一緒に読むということをやって下さい。1日に3分〜5分間位でしょうか。それ以上はいりません。

 元に戻り、小学校受験の文字の読みに関しては清音(50音)、濁音(点々のついた音)、半濁音(ぱ行の音)が読めれば充分だと思います。

 しかし、先にも書きましたように、文字の読みは、例えば図形や、数等に較べれば、出題傾向としては少ないです。だから、もしまだ教えなくてはいけない分野が色々残っていたなら、先ずその方を優先的に教えてあげてください。そして、色々な練習の合間に文字を教えてあげられることをおすすめします。

 文字をどのように教えていくのかということについては次回にまわしたいと思います。

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