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運動について(1)


 先日メールマガジンの読者の方から、このコーナーで運動を、というリクエ ストを頂いたので、書きにくい部分もあるかとも思いますが、出来るだけ分か りやすく書いてみたいと思います。

 幼稚園受験に関しては、運動の分野を実施する園とそうでない園とあります が、大体ですが、

 ・リング飛び(グーパー飛び、ケンパなど)、またリングを何かに見立てて遊ぶ、
 ・平均台(普通歩き、カニ歩きなど)、
 ・ボール遊び(ボールを転がして追いかける、ボールを投げあいなど)、
 ・マットでゴロゴロ転がる(ゴロゴロ、ゴロゴロ焼芋ゴーロゴロなど)、
 ・ボーリング遊びのような集中力を要するもの、
 ・縄遊び(ニョロニョロをぴょんと飛ぶ、電車ごっこなど)
 ・おにごっこやかけっこなど、
 ・その他色々な指示が入った運動遊びとでもいうもの、

といったところでしょうか。

 幼稚園受験の場合、その遊びが出来るとか出来ないとかいうことでなく、お 母さんと離れて、泣かないで先生の指示通りに出来るかどうかとか、お友達に 意地悪をしないかというようなことを見ています。

 だから、日頃からお家でも公園でもお母さん、お父さんと一緒に遊べていれ ばいいと思います。上記の運動遊びを一緒に何回もやってみて下さい。

 “練習”としてやるのではなく“遊び”として親子で楽しんで下さい。そう すると、楽しむうちに上手に出来るようになります。

 運動の時にも名前を呼ばれたら返事が出来ること、お母さんと離れても、泣 かないでお友達や先生と一寸の時間が指示通りに出来て、楽しむことが出来る。  また、「ここにある物で好きなように遊んでいいよ」という指示に、興味を 持って自由に遊ぶ事が出来る、という下地だけはつけておいてあげられること をお勧めします。

 でも、この事は決して、体操教室へ行く必要があるということではありませ ん。自宅や公園で、お母さんやお父さんが「いつものこととして」遊んであげ られることで、試験の時も出来るのです。

 反対に、お家でやったことのない遊びや運動は子どもはまず試験会場では出 来ないと思って下さい。

 また、小学校受験の運動に関しては、やはり、ある程度は練習をしておく事 が必要です。

 出題されることとしては、縄跳び、ケンパ、平均台、鉄棒ぶら下がりなど鉄 棒に関しての課題全般、飛び箱、マットの前転、後転等色々な課題、かけっこ、 登り棒、敏捷性を求めるもの、ぼーる突き、ボール投げなど、ボールに関して の課題、的当てなど集中力を求めるもの、片足飛び、色々な運動をサーキット として次々に行うものなど多岐にわたって出題されています。

 この1つ1つに関して、練習をしていく事が求められます。

 ここで、試験の運動に関しては、例えばボールに関して言えば、ただボール 投げが出来ればいいのではありません。「○○のところから××のところまで は、ボールを突いて行って、そこから△△の間はボールを右手に持って、そこ にいる男の先生に上手に投げて下さい。」等の「指示通り」に出来ることが要 求されます。

 1つ1つのボール投げとか、縄跳び20回、縄跳び反対回し10回、ボール 付き20回、マットの前転後転、的当てなど、ただ練習して出来るようになる 事は、毎日少しづつの練習を、子どもさんと一緒に練習をして頂きたいと思い ます。

 とは言え、ここが受験の一番の大変なところです。例えば“ボール突きを 20回連続して出来るようになる”為の練習は、結構大変です。でも、受験し ようとしてる人は皆練習をしているわけですから、朝、幼稚園に行く前に5分 づつ練習をしていく、というふうにとにかく“頑張って”ほしいのです。

 そして、それが「指示」と一緒に、きちんと出来るようになる為には、やは り小学校受験の場合は、色々な地域で専門の業者がやっている、いわゆる“模 擬テスト”を受けてみて、結果を見ることが不可欠だと思われます。

 続きは次回にまわします。

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