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数について(2)


 小学校受験に関しての数の分野は、個別テスト、ペーパー、と色々な形で出されます。数については、練習をいっぱいして準備を整えておかれる事をお勧めします。

 具体的には、物を数える事がやはり50ぐらいまではしっかりと正確に出来ている事。これは、案外簡単です。大体20〜30ぐらいまで数える事が出来るようになれば、後はその続きで教えるとすぐに出来るようになります。その為に、1〜100までの「数表」を用意して下さい。

 ○を50ヶ描き、それを数えさせるということを1日に1回づつ練習して下さい。初めから50は無理な人は10から始めて、徐々に増やしていけばいいです。50ぐらいまで数えられるようになれば、それは100まで数えられる事と大差はありません。

 また、○や△や□を紙一面にランダムに描き、それぞれの形がいくつづつあるか数えるという種類の問題はよく出題されますから、何種類かの色々なもの(果物、野菜等でもいい)を描き、端から順に数えていく練習をしておく事も必要です。

 また、大きい小さい、2番目に大きい、3番目に大きい、2番目に小さい、3番目に小さいなど。同様に、多い少ない、2番目に多い、3番目に多い、2番目に少ない、3番目に少ない、など物や量を比べる問題。

 分割は、10個あるみかんを5人で分けたらいくつづつもらえますか、など。難しい時はそのみかんが11個だったりする時もあります。その余りの1個をどのようにするのかということも見ています。

 また、掛け算的な問題は、動物さんが全部で3匹います。バナナを3つづつあげようとすれば、バナナはいくついると思いますか。など。

 同数の物をさがす、合わせた数を答える、重さを比べる、足りない数を言わせる(例えばお友達が8人います。りんごが5個あります。りんごはいくつ足りないですか?など)、積み木の積んである絵がありその積み木の数を推理する、また一定の決まりがあり、その決まり通りにしたら数はいくつになるか推理する、数の聞き取り(話があり、その話に合った数だけ○を書く)など等です。

 出題の仕方は、色々ですが、基本的には数の足算、引き算、掛け算、割り算を、式を使ったり、これは掛け算でするとか、ということなしで出来る事が要求されます。

 数字は一応1〜100まで書けるように練習しておかれる方がいいです。最低20〜30ぐらいまでは書けるようにしておいて下さい。

 数の問題に対する練習としては、基本的には幼稚園の場合と同じです。生活の中で出来るだけ意識的に数の操作を入れていく事。

 例えば「家族の人数だけお皿を出して」とか「大人の皿にはお魚を3匹づつ、子どもの皿には2匹づつ入れなさい。全部で何匹のお魚が要るかな?」等を、お皿を出す前に「何枚いるのか」とか、お魚を入れる前に「何匹いるのか」ということを考えさせてから、実際の行動に移るなど。

 このように、家で生活の中で教えると共に、実際に出題されるペーパーに慣れておく事が必須です。

 小学校の数の分野の問題は、本当に多岐に渡っていて、出題のされ方も色々な方法で出題されています。本屋さんのテキストのコーナーに受験用のテキストも売っています。どのような形で出題されるのかということを知っておかれた方がいいと思います。

 何回も何回も、毎日毎日練習して下さい。

 これが一番大変です。でも、これが現実です。

 色々やらせながら親としては考えてしまうことが多いようですが、受験しようと思われた時から色々言われる批判は置いておき、夫婦、親子共に一心同体の気持ちで、練習をされる事です。

 一つ一つの問題の教え方はそれぞれで教え方がありますが、ここではちょっと無理ですので、教室に来て頂ければじっくり指導いたします。

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