[一からの幼稚園・小学校受験][ホームページ]

面接について(1)


 面接は、大抵どこの幼稚園、小学校でも実施されます。幼稚園は親と子どもが一緒に受ける事も多いようです。小学校などでは、親は子どものテストの日とは別な日に学校へ出向いて受けるところもあります。

 聞かれる内容としては、大体家庭の事です。日頃のお父さん、お母さんの様子とか、食事はどんなのかということなども聞かれたりした事もあります。

 幼稚園受験の場合、3年保育で聞かれることが予想される問題としては

 ・お名前を教えて下さい。
 ・今日は何で来たの?
 ・いくつですか?
 ・お誕生日はいつですか?
 ・大きくなったら何になりたいですか?
 ・ごはんは何を食べたの?
 ・お家では何をして遊んでいますか?
 ・ 〃  遊んだものを片づけますか?
 ・テレビは好きですか? 
 ・何という番組が好きですか?
 ・今日は誰と来ましたか?
 ・好きな果物は何ですか?
 ・好きな食べ物は何ですか?
 ・公園で誰と遊びますか?
 ・お母さんと何をして遊んでいますか?
 ・お父さんと    〃
 ・お母さんはお家でいつも何と言いますか?
 ・お父さんは    〃
                           等。

2年保育ではこの他に

 ・お誕生日はいつですか?また、どんな事をしますか?
 ・住所を教えて下さい。
 ・電話番号を教えて下さい。
 ・兄弟はいますか? 兄弟げんかをしますか? お母さんは何と言いますか?
 ・お休みの日にはどこへ行きますか?
 ・ピーマン、ニンジンは食べられますか?
 ・嫌いな食べ物が食事に出た時はどうしますか?お母さんは何と言いますか?・
  朝おきた時には何と言ってご挨拶をしますか?
 ・夜寝る時には     〃
 ・お母さんが病気の時は何処へ行きますか?
 ・いつも誰と遊びますか? 
          
等のような問題が出ています。このような中から園により2、3〜10項目の質問がなされます。

 練習としては、先ずお母さんお父さんの質問に対して答えられる事です。最初はこのようなきちんとした言い方でなく、「お名前を言ってごらん」とか「いくつですか」「○○ちゃんの好きな食べ物は何だった?」等と聞く。
 そして、それに対してどのように答えるか教える。そして、もう一度質問をして教えた通りに言わせる、という練習を繰り返す事。

 質問内容としては、3歳4歳の子ども達には無理なのではないかと思うようなことも聞かれています。そんな質問事項に対してはもう教えて覚えさせる事しかありません。

 そして、子どもが幼くて質問の意味が分かっていない時は、質問の意味を教えてあげて下さい。答えの意味も同様に教えてあげて下さい。

 毎日一つの質問でもいいですから聞いてその質問に対してはこう答えるというのを教えてあげて下さい。

 子どもが質問の意味が分かって答えられるものは子どもさんの意志を尊重してあげて下さい。また、大きくなってからなりたいものが「アンパンまん」だった「チューリップ」だったりする事もあります。

 そんな時はちょっと意味が違うということを説明してあげられ、まだそれでも「アンパンまん」と言うならそれはそれで「違うでしょ。電車の運転手さんだったしょ」等と言っても、実際本番になると教えてもらった答えは出てこないようです。
 やはりいつも子ども自身が心に思っている事が、緊張場面では出てしまうようです。

 そして、お母さん、お父さんに対して答えられるようになったら、おじいちゃんおばあちゃん、おじさんおばさん、など段々子どもにとって心理的に遠い人に聞いてもらうといいでしょう。

 最終的には、模擬テスト等で“初めての場所”で“初対面の人”から聞かれ て答えられるというふうにしてあげられる事です。  「家ではちゃんと答えられるのにどうして教室では出来ないの!」と子どもを叱るお母さんもいらっしゃいますが、大抵のお子さんがこのようなものです。
 緊張しているのです。許してあげて下さい。そして、そんな緊張場面を何回も経験させてあげて下さい。少しづつですが答えられるようになります。

 親御さんが思っているほど答えられなくても叱らないで下さい。出来た時に誉めてあげて下さい。

   小学校受験の面接は次回にまわします。  

[一からの幼稚園・小学校受験][ホームページ]
shizuka@hi-ho.ne.jp