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面接について(2)


 小学校受験の面接も基本的には幼稚園受験と同じです。ただ、聞かれる事が多岐に渡っています。

 時には面接然とした形でなく、すごくラフな感じで聞かれたりする事もあり、子どもはそんな時は“これは面接ではなくてタダのお話しだな”と思って、言葉づかいにも注意を払うことなく、気楽なお喋りとして本音をボロボロ言って、結果的にはそれが落ちる原因になっていた、等ということもあります。

 学校側としては“普段の子どもを知りたい”のですから、「面接」として、練習したものでは分からない、本当の子どもの姿を、それで見ているという訳です。

 とても難しいと思います。

 だから、試験の当日は、一歩校門に入ったら四方から見られていると思って丁度いいと思います。その為にも、意識をして日頃から言葉づかいもきれいな言葉で話す事です。

 特にお母さんが日頃から、子どもに話かける言葉をきれいな言葉を使ってほしいと思います。

 ここで、個人的にひっかっかるのは、関西弁に代表される“方言”を面接の場でどう捉えるのかということです。
 子どもが育つ場は地域です。そこには“方言”があります。
だから「大阪」という地域で育った子どもが「大阪弁」で面接を受けたとしてもそこにはなんらの問題は無いはずです。
 でも、やはり歓迎されるのは「標準語」です。“美しい言葉”だからです。
でもさらに考えるとそれでは方言は美しくないのでしょうか。方言は“お国訛りは何とかの手形”とか何とか言う言い方もします。

 アクセントやイントネーション、関西訛りがあってどうしていけないのかと個人的には思っています。

 でも、これは私個人が勝手にひっかっかってることですから、現状としては“出来るだけ標準語で”練習して下さい。

 小学校受験で予想される問題としては次のような項目があります。もちろん、幼稚園受験で出題されているような項目は答えられることが前提です。

・あなたのお名前と幼稚園の名前と幼稚園の先生の名前を教えて下さい。
   (※一度に3項目が聞かれることもあります。)
・幼稚園は好きですか?
・幼稚園では何が一番楽しいですか?
・幼稚園の好きなお友達の名前を3人言って下さい。
・幼稚園で遊んでいる時に約束を守れない子がいたらどうしますか?
・幼稚園をお休みした事はありますか?
・そのときはどうしてお休みしたのですか?
・幼稚園に行きたくないって思う事はありませんか?
・どんな時にそう思いますか?
・あなたの幼稚園では大きい組さん(又は年長組さん)は全部で何クラスありますか?
・お家ではお手伝いは何をしていますか?
・もし、お味噌汁をこぼしたら何と言いますか?
・何かお家では動物は飼っていますか?
・習い事は(又はおけいこは)何をしていますか?
・塾には行っていますか?
・お勉強は誰としていますか?
・お勉強は好きですか?
・今日のお勉強では何が楽しかったですか?(試験の当日やったことで)
・  〃       難しかったですか?
・好きな食べ物と嫌いな食べ物を言って下さい。
・嫌いな食べ物がお家で出たらどうしますか?
・嫌いな食べ物を残したらお母さんは何と言いますか?
・  〃    が幼稚園で出たらどうしますか?
・  〃    を残したら幼稚園の先生は何と言いますか?
・お昼ご飯は何を食べて来ましたか?
・次のような時にはなんと言って挨拶しますか。
  ※朝おきた時
  ※昼にするご挨拶
  ※夜、寝る時
  ※ご飯を食べる時、すんだ時
  ※お礼の挨拶
  ※謝りたい時
・お父さんとお母さんの名前を教えて下さい。
・何人家族ですか?
・今日はどのようにして来ましたか?又は何に乗って来ましたか?
・電車の中で気をつける事は何ですか。3つ言って下さい。
・絵本は好きですか?
・何という絵本が好きですか?
・その中にはどんな人が出て来ますか?
・好きな昔話は何ですか?
・りんごとトマトはどのように違いますか?
・えんぴつとクレヨンの違いを言って下さい。
・姉妹とは仲良く遊べますか?
・兄弟の名前を教えて下さい。
・ケンカはしますか?どんな時にしますか?
・お父さん、お母さんは何と言いますか?
・お母さんはどちらを叱りますか?
・お父さんとどんな事をして遊びますか?
・お母さんとどんな事をして遊びますか?
・好きな遊びを教えて下さい。
・ここの学校は何という学校ですか?
・どうしてこの学校に来たいのですか?
・学校に来て何をしたいですか?
・お友達にクレヨンを取られたらどうしますか?
・頑張ってこの小学校に来られますか?
・この小学校へはどうして来ればいいですか?言って下さい。
・大きくなったら何になりたいですか?また、それはどうしてですか?

 以上ざっと 50問ありますが、大体このような質問です。ばらつきはありますが、このような中から5、6問〜10問程度出題される事が多いです。

 もちろん宗教色を前面に出したある小学校のように「創立者の名前を言って下さい」等のように、その小学校独自の質問が出るところもあります。

 「面接」としてきちっと、言葉でこのような問題を聞いていく時と、他の個別テストの続きとして聞いていく時があります。

   また、この頃よく耳にするのが、初めにも書きましたが、テストの間の場所の移動時に、すごく気楽な感じで誰に聞くともなく「今日はどこから来たんや?」「お父さん何てゆうとった?」など、ある種のひっかけ面接とでも言える時もあります。

 そこで、「僕の名前は○○○○○です。」「年齢は○歳です。」等と尤もらしく面接用として練習して来たものと本当のところを比べられているのです。

 その為にも、日頃の生活の中での言葉づかいを出来るだけきれいな言葉を遣って話す事が大切です。

 練習としては、幼稚園受験の場合と同じ様な手順でされればいいと思います。どうしてもうまくいかない時は、個人的にメールを頂ければ、出来うる限りでお答えさせて頂きます。

 親の面接は次回にまわします。

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