[一からの幼稚園・小学校受験][ホームページ]

面接について(3)


 親の面接は幼稚園でも小学校でも大抵実施されるようです。
私立も国立も実施されます。私立にとっては、ある意味では親がどういうような価値観で子どもを育てているのか、経済状態はどのようかということは死活問題と言えます。ですから、内容としてはその2点がまず大きなポイントになるようです。

親の面接によく出題される項目としては以下のようなものがあげられます。
・どうしてこの園(学校)を選ばれたのですか?
・私立の学校を選ばれた理由をお聞かせ下さい。
・この園(学校)を何回ぐらい見学されましたか?
・この園(学校)をどのようにしてお知りになりましたか?
・ご家庭の教育方針をお聞かせ下さい。
・この園(学校)に兄弟又は知人はいますか?
・兄姉は本校を受験されておられませんね。
・受験に際しての説明会には来られましたか?また、印象は如何でしたか?
・通園(通学)経路をお聞かせ下さい。
・通学方法と所要時間をお聞かせ下さい。
・学校に望まれる事は何ですか?
・入学後、お子さんをどのように伸ばしてほしいと思っておられますか?
・(お父さんに)受験番号とお子さんの名前と幼稚園の名前を言って下さい。
・兄弟の性格の違いについて。
・色々な園(学校)の行事に来て頂くのはお母さんに来て頂くのですが、協力して頂けますか?
・お子さんはどんなお子さんですか?
・お子さんは一人っ子ですか?
・家庭の中ではどんな役割を果たしていますか?
・お父さんはお休みの日はどういう風にして子どもさんと関わっておられますか?
・ご家庭ではどんなお手伝いをさせていらっしゃいますか?
・決めているお手伝いはありますか?
・お子さんが喧嘩をしたり、いじめにあったとしたら、お子さんになんと言われますか?
・お子さんが学校から泣いて帰ってきたらどうしますか?
・お子さんの長所と短所をお聞かせ下さい。
・親ばかになって子どもさんを誉めてみて下さい。
・子どもに対して誉めてあげたい事はどんなことですか?
・お子さんを育てていらっしゃる上で気をつけておられる事は何ですか?
・お子さんがお出来になってからそれ以前と変った事はありますか?
・生活面で気をつけておられる事はなんですか?
・子どもが最近した事で嬉しかった事は何ですか?
・親子で考え方の食い違いがあった時はどうしますか?
・一つだけお子さんに残すとしたら何を残しますか?
・最近、子どもの事で喜んだ事はありますか?
・おやつはどんなものを与えていますか?
・家族の中で規則があれば言って下さい。
・躾で何かお困りの点はありませんか?
・わがままをいったらどうしますか?
・お子さんが言う事を聞かない時どの様に対処されていますか?
・お母さんはどんな時にお子さんに手を出されますか?
・食事に関して気をつけておられる事は何ですか?
・お子さんがお友達とトラブルを起こした時はどの様に対処されていますか?
・(お父さんに)お子さんの友達の名前を言って下さい。
・お子さんの健康状態について。
・お子さんが遊んでいるところを見たことがおありですか?
・お子さんは自分の事は一人で出来ますか?
・日常お子さんとどのように遊びますか?
・今の子どもに欠けているものは何だと思われますか?
・(お父さんに)お仕事と職場についてお聞かせ下さい。
・(お父さんに)お仕事上のモットーをお聞かせ下さい。
・(お父さんに)仕事を通じてお子さんに伝えたい事をお話下さい。
・社会情勢についてお父さんのお考えをお聞かせ下さい。
・最近の若者に対してどの様に思われますか?
・6年間通わせる事になりますが、経済的に大丈夫ですか?
・平和、文化、教育についてのお考えをお聞かせ下さい。
・お父さんは教育についてはどのような事に気をつけておられますか?
・ご両親の出身校をお聞かせ下さい。
・(お父さんに)お母さんに点数をつけるとしたら何点ですか?
・(お母さんに)お父さんに       〃
・「叱る」という事についてどのようなお考えをお持ちでしょうか?
・他の家庭にはないと誇れる点はどんなところですか?
・家族構成について。
・受験に対してどの様な準備をして来られましたか?
・おけいこはどんな事をされておられますか?
・塾へは行かれていますか?
・心の教育、いじめの問題についてどう思われますか?
・お子さんと外出される時にどんな点に気を遣いますか?etc

以上のような項目が聞かれます。もっと特色を打ち出している園や学校は、特殊なものもありますが、大体このようなことです。

 要は、飾ろうとしないで、日頃の家庭生活を正直に話されればいいのではないかと思います。大体答えにくい「家庭の教育方針」とか「どうしてこの園、学校を選んだのか」というのは両親で行かれた場合はお父さんが答えられた方が印象が良いです。幼稚園や学校は夫唱婦随が好きです。

 お父さんは余りええカッコすることは止めにして、ありのままをおっしゃった方が好感を持たれるということはあります。勿論、全部が全部をありのままという訳ではありません。

 塾に通っているという事をひた隠しにしなければいけない園や学校もあります。おけいこごとも嫌いな学校もいくらもあります。

 また、これは経験上感じる事なのですが、人と話をする上では、喋っている内容よりも服装や態度の方に何かを感じてしまう事もあるということです。

 又、どんなに立派な完璧な答えであったとしても、顔が引きつっていたり、夫婦がぎこちなかったりすると、“この人は本当に口で言っているように思っているのかな?”と、つい勘繰りたくなってしまう事もありました。

 実際、テスターとして、模擬的にご夫婦の面接を行ないますと、極度の緊張場面で、いつもと違う、面接用の夫婦の像とでもいうべき姿を演出しようとすればする程、いつもの夫婦の有り様がでてしまう、ということはよく経験をしました。
 夫婦が醸し出す雰囲気というものは隠せません。その為に、どのようにすればいいのかということについては、「両親面接」を受けられるといいと思います。

 自分たちは全然気がついていない夫婦としての姿が、第三者からの客観的なアドバイスとして得られます。

 少し宣伝させて頂きますと、私は、その時の模擬の両親面接をアドバイスと共にテープに録音し、持ってかえって頂いています。これも好評を頂いています。

[一からの幼稚園・小学校受験][ホームページ]
shizuka@hi-ho.ne.jp