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受験直前の準備について(1)


 今日は12月2日。今の季節としては、所によっては多少の日程のズレはあるかと思いますが、大体幼稚園、小学校とも私立は結果が出ていて、これから国立の幼稚園、小学校の受験が予定されているというところなのではないでしょうか。

 メールでの色々な個人的な質問などもあり、教室のほうでももう直前に迫った試験の為に願書を一緒に考えて書いていらっしゃる人、当日に持っていっておいたほうが良いものを相談される人など、本当に“近づいてきた”感じです。

 そこで今回は、願書の書き方についての注意点などを書いてみたいと思います。願書は、幼稚園でも小学校でも同じ事が言えます。或いは中学も高校も同じかな?  

 願書はある一定期間の配布の時期があります。私立などは、一人の人間がもらえるのが2部でも3部でも可能ですが、国立の場合は一人1回に付き1部、というところが多いように思います。私立の場合は、願書も有料だったりするところもあります。大体2、3,000円〜1,000円ぐらいで、国立は関西では無料です。

 願書は、やはり書き損じなど色々なことが起こる可能性がありますから、最低2部は取っておかれることをお勧めします。毎年願書提出を間近に控えた時期に、顔面蒼白になったお母さんが「願書の余ったのはありませんか?」と駆け込んでこられることがありました。

記入に関して、注意したほうが良いこととして
 1、練習用として、2、3部コピーを取り、それで練習をする。
 2、書き方の注意事項をしっかり読むこと。
 3、字は出来るだけ丁寧に綺麗に書くことを心がける。
 4、字の大きさ、場所なども、願書全体と調和させる。
 5、印鑑を押す指示がある場合は、曲がったりしないできちんと指定の場所にしっかりと押す。
 6、大体黒のボールペンかペンで書くように指定されているから、その通りにすること。
 7、「志望理由」の記入欄にはあらかじめ字が曲がらないように薄く鉛筆で線を引く。
 8、書き始めは一マス空ける。段落を変えるときも同じようにする。
 9、読みやすいかどうか、枠に対してちょうど良い量かということを確かめる。
10、20、30分置いておいてから、鉛筆の線を丁寧に消しゴムで消す。
11、「緊急連絡先」の電話番号の記入欄に、小さく括弧で(祖父宅とか、父勤務先)などと付け加える。

通園、通学時間について
 国立は通園、通学時間に関しての規制があります。例えば自宅から園や小学校まで40分以内等です。やはり近いほうが有利です。でも、30分で乗換えがあるのより35分で乗換えがないほうが有利です。だから、交通機関をどういう風に使っていこうかと考えていらっしゃる場合などはそういったことも考え、今回のアドバイスを参考にして下さい。

 また少し脱線しますが、通園、通学時間は1分でも少ない方がいいですが、もう園や学校側でコンピューター処理をしていて、ここから先は例えば40分以内で来ることは出来ない、と住所から判断してバッサリと切られているようです。そんな場合は、1次テストで不合格になります。

 それはともかく、願書は提出するほうは1通を出すだけですが、読むほうは沢山のものを読むのです。汚いものとか、細かい字でぎっしり書いてあるものはなんとなくざっと目を通すだけになったり、避けてしまいたくなるのは心情としてよく分かります。

 だから、先ず練習で書いてみたものが、読みやすいかなど、ちょっと手元から離してざっと見てみましょう。こういった練習をしてから書かれることをお勧めします。

 次回のこの受験のコーナーでは「志望理由」の文章を作る時の注意事項、アドバイスなどを書いてみたいと思います。

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