仏教とキリスト教

滝沢克巳著 の本と 八木誠一 阿部正雄 秋月龍�a 本多政昭 共著 編集 の本

この二冊におけるキリストと仏教との哲学的論争について。

今でも、この二冊はわたしにとっての影響を与えつづけるものです。

不可分、不可同、不可逆、可逆

宗教にとってこの事は避けることの出来ないもの。

共同体における差別、あるいは区別についても

結局は即非の場、あるいは可逆即不可逆の論理から、

もっと追求していけば、いいのかも。

本来、こんな事を頭だけで考えずに共同体の中でキリスト者として

生きていかないといけないのかもしれない。

理屈だけで結局は何もしないと見られるかもしれないし、口先だけの

ものと思われるかもしれない。いや、実際にはそう思われているのかもしれない。

しかし、個としての信仰の確立はやはり必要だし、盲目的に信仰するのは、

いろんな宗教における問題がおきてきたことを見ても、異しての確立はやはり

必要。

対話も必ず必要だけど、その立場には、やはり同じ線での立脚した場が

必要であろう。ここが一つの場として成り立ちたいとは思っている。

三位一体

父と子と聖霊　これがキリスト教における一つのキーワード

なかなか飲み込めない。人間が理解できないものが存在するわけがないと

言うのではない。人の推し量って得るべきものでなく、神は存在される。

三位であって一である。それがわかってくるのはいつのことか。

個々の違いであろう。

法華経の中に述べられている、法身、報身、応身の三位。如来の三位。

天台大師は一身即三身を祕となずけ、三身即一身を密となずく。

これはキリスト教における三位一体すなわち父と子と聖霊の働きとおなじこと

如来の働きも示しているのではなかろうか。

法華経の成立時期はちょうどキリスト教の成立時期に重なる。

このへんは微妙な事柄か。

99.4.10

この本の対談の中で、義の信仰、個の信仰、対人の信仰　すなわち愛のしんこう

義の信仰においては、共同体としての信仰。ここには個も含まれるが、個はやはり

共同体に染まる。個としての信仰、ヨハネ神学におけるアプローチ。

私はやはり個としての信仰に目覚め、そして義にうつり、愛の信仰にいたる。

仏教における、小乗と大乗、あるいは一乗と三乗。

大乗におけるすべてを救うことに関して何も言わない。しかし、個の信仰の確立なくして、

他を救えるか。独り善がりの悟りに陥るのではないか。

このことは、ｷﾘｽﾄ教に関して、私が問う、個の信仰にも当てはまるかもしれない。

何も個の信仰の確立がすべての大前提とは思わないが、しかし、個として

自分は何をすべきかという問いを常にもたないと、偽大乗的なものになる。

個のことをもう少し探求したい。

99/9/22

秋月龍�a　死去

この本にて、仏教、禅の立場から、インマヌエルを鋭く解析していた。

不可分　切り離すことができない　不可同　区別することができる。

今や、仏教とキリスト教の差はなくなったと述べる。

そして、不可逆　神、仏、絶対無、超個が第一で、個、衆生が後。

個の事においての八木誠一たちとの討論。

私が今陥っている超個と個との迷い。

あくまでの探求はここからの出発。

ご冥福を祈ります。

00/7/26　

不可逆においての、第一義の接触と第二義の接触の絶対かとは。

滝沢氏の提唱　神人の間における第一義の接触すなわちインマヌエル

われ神とともにいます　原事実と第二義の接触　すなわちイエスキリストの十字架と復活は

いかに重要であっても第二儀の接触を示すものだけであり、

これを区別されるべきであり、あくまでも真の救済はの根拠は、それを超えた第一義の接触である

インマヌエルの原事実である。

しかし、インマヌエルが真の絶対的根拠となるのか。絶対的根拠になるえるものならそこには

絶対可逆でなければならないのではなかろうかと。

この辺の事柄は、本当の意味においての信仰においてこのような哲学的思考は必要であるのかどうか。

信仰の道においてこのような事柄は思考は必要ではないのでしょうね。

しかし、私はへんにここのところに引っかかっているのです。

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00/07/26