PRIUS

「PRIUS」買いました

昭和38年に「プリンスセダン1954年型」を大枚2万円で購入して以来10代目となります。

恥ずかしながら初めての(そして多分最後の)新車です

初代 プリンスセダン


上に乗って恰好つけているのは私ではありません(7才下の弟です)
昭和38年は1963年ですから9年ものですね。

ナンバープレートにご注目ください。「5 な 0054」
都道府県名なしです。東京には鮫洲(品川)1箇所しか車検場がなく、
又特権で品川という名前も付けなくて良かったようです
写真には見えませんがフロントは平板で2枚ガラス、2代前の横須賀線の
先頭車かゼロ戦のコックピットみたいな感じでした。

これを動かすのは週一度、土曜に半ドンで家に飛んで帰り、バッテリを
外して自転車で京浜女子大前の(今の日石の前の空き地にあったモービル)
に運び充電を頼む。
翌日曜早起きして自転車でバッテリを引き取る。
プラグを外してサンドペーパで磨く
家中のやかんを集めてお湯を沸かしラジエタに入れる
クランクシャフトを2〜30回まわしオイルをエンジンに回す。
祈るような気持ちでスタータボタンを押す。
10分ぐらいでエンジンがかからないとアウト。
人をかき集めて拝み倒してエンジン押し掛け。 集まらなければギブアップ
第2京浜を通って時々、秋葉原にも行きました。 銀座4丁目の交差点の
真中でエンストして都電の運転手に怒鳴られました。

翌年、とうとう動かなくなって、横浜の金属回収商に引き取ってもらいました
2人で引取りに来てしかも5000円で買い取ってくれました。

(写真の後に写ってるのは当時発売されたばかりのトヨタの「パブリカ」
横に一寸写ってるのは確か日産でライセンス生産していた当時の羨望の的
「ヒルマンミンクス」です)

10代目 プリウス


同じ1500CCのセダンですが
型式ベースで約50年後の車になります

ハイブリッドエンジンで電気モーターとガソリンエンジンで走ります
低速時は電気モーター、高速になるとガソリンエンジン、力のいるときは
併用するようです。
ですから走り出すときは電気式のフォークリフトみたいな音がしますし
ブレーキをかけると電車と同じようにモーターをダイナモとして使用し
発電してバッテリーにチャージします。(電車と同じような音がします)

ガソリンエンジンが止まっても、ガス欠になっても車は動きます。
燃費は近距離ばかりで約1000キロですが約 18Km/L です。
瞬間燃費と、一定期間の燃費をモニター画面に表示してくれます。

300ボルトの高圧直流を使っているので、エンジンルームは
手出しできません。(危険触るな)少しつまらないです。
点検整備も3年間は全て専門修理工場で無料でやってくれることになってます。

下取りに出したスプリンターは7年もので、車検も1年以上ありましたが
1万円にしか見てくれませんでした。

環境対策車購入補助

  

この車は国の環境対策車購入補助の対象になってます
財団法人 日本電動車両協会というところが窓口になってます 色々な条件はありますが、個人でも通勤用、事業用、ボランティア活動等の用途が対象になります。 購入者本人名義の年間6000キロ以上の使用実績(車検整備記録簿による)のある代替車も必要です。 これがもらえれば、同程度のクラスの車と大略同価格となります。