ホームネットワーク入門
パソコンが2台あったらホームネットワークを組みましょう

ホームネットワークで出来ること
  1. ファイル、プリンタの共有
  2. インターネット接続の共有
  3. ローカルWWWサーバーの導入

こんな事が出来ます
  1. どちらのパソコンからでもプリンター、ファイル(データ,プログラム)が使える
  2. ルータ や Windows98SE を採用すると、どのパソコンからでもインターネットが出来る
  3. CDロムやFDののドライブがついてないパソコンから他のパソコンのドライブが利用できる

ファイル、プリンタの共有に必要なもの
  1. windowsパソコン2台以上
  2. デスクトップ用 Lanカード:パソコン台数分 (PCIバス用で 1,000円前後)
    (ノート用PCカードで3000円前後)
  3. LANケーブル(10BASE-Tストレート):パソコン台数分(2台の場合はクロスケーブル)  メーター200円ぐらい種類は色々あります
  4. パソコン3台以上の場合:ハブ(6口で2000円前後)
  5. 以上コスト削減のため10BASE−T対応でそろえる(100BASE−Tと共用できるものもある、勤務先の環境と合わせる為に必要となる場合もあるでしょうが)
手順
  1. ハード
    • LANカード等の取付
    • (ハブのセット)
    • ケーブルの接続・接続した状況ですべてのマシンの火を入れる
  2. ソフト(設定)
    • ドライバーのインストール(付属ファイル又はwindowsファイルより)
      ドライバーのインストールは、LANボードを取り付けたマシンにそのボードを認識させる作業ですからどちらからでも大丈夫です。ファイルに関しては、お互いがサーバーにもクライアントにもなるし、プリンターに関してはプリンターを繋いであるマシンがプリンタサーバーになります。
      ボードを入れて火を入れれば、自動的インストールが進みます。その指示に従って進めます。
      添付のデイスクを使わないでも、Windowsのバージョンによってはドライバーが内蔵されておりそれを使ってインストールが進行するかもしれません。ISAのカードを使った場合、又は自動的にインストールが進行しない場合は、コントロールパネルの「ハードウエアの追加」から実行します。 又、既存のシステムファイルを使うかの確認もあるかと思いますが、取り敢えずは「使う」で進めた方が良い。「何かが無い」というメッセージが出たら添付のデイスクを選択してみたら良いと思います。
    • プロトコル、クライアント、サービスの設定
      スタート → 設定 → コンパネ → ネットワーク → ネットワークの設定タブ
    • (確認)下記が組みこまれているか)
      ・ネットワーククライアント・ネットワーク共有サービス・TCP/IP及びNetBEUI
      (ファイルとプリンターの共用だけならTCP/IPは不要と思いますがブラウザを利用する場合は必要となります)
      LANカード等(イーサネットアダプタ)
    • 組み込まれてなければ各々
      @追加 → クライアント(又はプロトコル又はサービス) → microsoft →  TCP/IPといった具合に追加設定する
      AOKしてワークネットワークの設定タブに戻る
      (TCP/IP -> LCI/TY ethernet card)といった感じでプロトコルとアダプタがバインドされて見える
      (ダイアルアップアダプターをインストールしない場合はバインドした表示は見えない)
    • 設定 → ネットワーク → 現在のネットワークコンポーネント → ボード名(左クリックで選択) → プロパテイ
      の画面で「バインド」タブを開けてLANボードとプロトコルのバインドにチェックマークがついているか確認。ついてなければチェックマークを入れる。
  3. マシン別のIPアドレスの設定
    • 上のタブで ・TCP/IP  → LCI/TY ethernet card バインドされている部分をクリックして選択して
      プロパテイ → IPアドレスタブ → アドレス指定 で入力する
      各マシンにローカルネットワークのルールに従い 192.168.0.1 192.168.0.2.… サブネットマスク 255.255.255.0
    • インターネット接続の共有の場合、ホームネットワーク上に DHCP サーバーが設定されるので「自動的に取得」にする
  4. ワークグループの設定
    • ネットワークのユーザー情報タブで設定
      コンピューター名:1号機とでも愛称でも何でも
      ワークグループ:つながってるパソコンに全部同じものを入れる
  5. 共有の設定
    • ネットワーク → ユーザー情報タブ → ファイルとプリンター共用ボタンをクリック・ファイル プリンター → 共用にチェック
    以上で終了,OKボタンを押す 自動的にパソコンの再起動になるはずです
  6. 再起動後各パソコンのファイルの共有指定をします
    • ホルダー単位でもドライブ単位にでも出来ます
      パスワード条件、読取専用 フルアクセスどのような条件でも出来ます
    • クスプローラ → 設定するドライブ又はホルダーを右クリックしてショートカットのプロパテイをクリック → 共有タブを選択 → ラジオボタンの「共有する」を選択 → 同じタブの条件設定を入力
      (家庭内なら通常フルアクセスでしょう)
  7. ネットワークプリンタの設定
    • クライアント
      スタート → 設定 → プリンタ → プリンタの追加 → ウイザードの起動)  → 次ぎへ → ネットワークプリンタの選択 → 参照 → 使用するプリンタをクリック
    • サーバー側
      スタート → 設定 → プリンタ → 使用するプリンタを選択 → 右クリック → 共有をクリック → 共有にチェック
      プリンタが直接つながっているパソコンのプリンタは「ローカルプリンタ」の設定になります
    • 注意: 使用するプリンタが、スプールマネージャ等を使用する場合は、これらの設定も必要です。使用するプリンタのマニュアルを参考に設定してください。
      スプールマネジャーを使うプリンタはクライアント側にもローカルで使うときと同じ設定が必要のようです。 これで完了,デスクトップのネットワークアイコン又はエクスプローラのネットワークツリーで確認してください
  8. トラブルシューテイング
    • 設定は全部接続してパソコン単体では動いている状況で行う必要があります
    • ネットワークタブ 優先的にログオンするのオプションでmicrosoftネットワーククライアントにしてマシンの立ち上げ時にパスワード入力時キャンセルすると ネットワークが確立しません
      windowsログインでもパスワードを使ってログインする場合はつながっているマシン全てパスワードを使ってログインする必要があるようです。
    • 設定 追加と削除 ウインドウズファイル「通信」の状況を確認
    • LAN用のソケットが初めからついてる仕様のパソコンもあります。
      この場合、勿論アダプタカードを購入する必要はありません。但し、出荷時の設定で「使用不可」になっている場合もあります。ウインドウズのコントロールパネルからシステムのデバイスマネジャーのネットワークアダプタの中の該当アダプタに「X」がついてたらプロパテイで「使用可能」にしてください
    • LANボードの付属デイスケットのreadmeで、対応機種、注意事項等を再確認
    • ファイルの移動、コピーについての注意事項
      • ファイルの移動は同一ドライブ内でのみ有効(移動先にコピーして元のファイルを消去するという作業が必要)
      • プログラムファイルは移動できない。左クリックで移動するとショートカットが出来てしまう。 上と同様、右クリックでドラッグしてコピーする事。