そよ風のように街に出よう 91号(最終号)

 

            2017年7月31日発行      B5版 80頁 定価700円(送料別)

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特集●終刊へのカウントダウン・シリーズB

明日に向かって語れ!

 

91号特集写真 1979年8月の準備号、同年12月の創刊号でスタートした「そよ風」の刊行もいよいよ本号で終刊となる。「カウントダウン・シリーズ」の第1回(89号)では編集メンバーの座談会を組んで、それぞれのこれまでの関わりや今の思いを語り合った。それを受けて、第2回(90号)では読者をはじめ「そよ風」を支えてくれた人たちからの終刊へのメッセージを一挙掲載した。最後となる今号では、編集部外から石地かおるさん、大橋グレース愛喜恵さん、真鍋俊永さんの3人の参加を求め、相模原障害者殺傷事件など、この間の障害者を取り巻く状況を振り返りながら、今私たちはどんな言葉を発し、どんな関係を創造すべきかを率直に語り合った。

■ 座談会出席者(50音順)■
石地 かおる 1967年12月21日生まれ。1歳半で、脊髄性進行性筋萎縮症と診断される。'98年、24時間介助で自立生活をスタート。自立生活センターリングリング事務局長、神経筋疾患ネットワーク(出生前診断に反対する当事者団体)運営委員、リメンバー 7.26 神戸アクション呼び掛け人。
大橋 グレース 愛喜恵 1988年福島県生まれ。7年前に多発性硬化症など、国の指定難病を発症。現在、自立生活夢宙センタースタッフとして、アドボカシー活動を行ない、自立生活を実践中。また、NHK Eテレ『バリバラ』(日曜19:00-毎週放送)のレギュラーの一員。
岡本 尚子 そよ風10号から編集部に参加し、取材して原稿を書いてきました。「おうち訪ね歩き」や「花花インタビュー」「ちょっとおジャマを」などを担当してきました。2女3男の母です。
木村 さおり 1974年奈良県生まれ。最近はもっぱら家でお酒を飲むことと電車での一人旅を楽しんでいます。
小林 敏昭(司会) 1951年、尼子の城下町である島根県広瀬町(現安来市)生まれ。学生時代に青い芝の会の脳性マヒ者と出会って障害者問題のトリコとなり、創刊以来、本誌副編集長を務める。「雨垂れ石を穿(うが)つ」が最近の座右の銘。
福本 千夏 普通のおばちやん。時おりしおふきクジラのようにふく。話し言葉が苦手。脳性まひというカテゴリーに入る。10年前に連れあいが他界、息子と2人暮らしはかろうじて続行中。5年前から「ゆめ風基金」の勤務もかろうじて頑張らせていただいている。この間の出来事を書いた『千夏ちゃんが行く』(飛鳥新社)がある。
牧口 一二 1才のころポリオにかかり「障害者」の資格を得る。10〜60才は2本の松葉杖で歩行、60〜80才は車椅子→電動車にて散歩・寄り道・遠回りの面白さを知ることになる。
真鍋 俊永 関西テレビの報道局で26年間勤めカメラマンとして10本、ディレクターとして4本のドキュメンタリー番組を制作。映画「みんなの学校」監督で最新作は相模原の事件を題材にした「そよ風が残したもの」。
四木 信 編集部ボランティアスタッフ、OWLしごと研究室。最近、障害当事者と一緒にピアカウンセリングのセッションを行いながら、人と人との間に誕生する人間らしい「心いのち」を耕し始めています。

 

   
VS(ヴァーサス)マキさん 牧口 一二
マイペースを貫く学者ふうピアカンの「姜」さん……姜 博久(かんぱっく)さん
それぞれの花花インタビュー 岡本 尚子
1/200の星の糸 編物作家 猪俣 愛美さん
ひっくりかえること〈価値観の転回〉 堀 智晴
ひっくりかえる体験私史A 
もらったものについて 立岩 真也
相模原事件を訪ねて 小林 敏昭
終刊に寄せて
木安 茜/吉田 憲子/堀 智晴/辻本 伊公子
やっぱり「花と散れ」ませんよね…編集長。  西村 吉彦
障害者の姿をしていない介護保険法 丸山 歩己
二人のこの言葉から 四木 信
 
取材ノートより  律江
昔前の話 戦争が終わって まつうら のぶこ
くまさんの本の森 好井 裕明
ふくちゃんの広島焼き 福場 誠二
のっぽさんのコンタクトレンズ  木村 さおり
ちなつの、まっこんなもん 福本 千夏
聞き耳ずきん NEKO
哀愁のセールスマン 志鷹 豪次



ほか
表紙 西村吉彦

 

 


 

 

 

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