引き出しの中、ぜ〜んぶ
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香代子の車いすガッハッハッ人生 ―
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もくじ 出版にあたって
大阪弁をしゃべるジャンヌ・ダルクに進化した入部香代子 河野
秀忠
出版にあたって
入部(いるべ) 香代子 19年前、私にとって初めての本『はりきりオヤブンの車いす繁盛記』(ブレーンセンター)を出版しました。38歳の時でした。 内容は、脳性マヒという障害を持つ私のそれまでの歩みで、生い立ちに始 今とちがって、まだまだ障害者があからさまな差別を受けていた時代でした。自分はただただ前を向いて、一生懸命生きてきただけなのですが、客観的に見ると変わった生き方に見えたのか、出版社から「本を出してみませんか」と声がかかり、密着取材という形でその本は作られました。 そしてこの度、第2弾とも言える『引き出しの中、ぜ〜んぶ』を出版することになりました。この本は「出してみませんか?」と誰かに言われたのではなく、自分で「出したい!」と願って世に出すことにしたのです。と言っても、もともと文章を書くのはそれほど得意ではありません。原稿を書き始めてからしばらくは、市議会議員としての活動に追われているうちに時間だけがいたずらに通り過ぎていくという状態でした。 ところがそんな時、この後に詳しく書きますが、半年という時間を間に置いて二度の入院を経験することになったのです。明日のことは分からない、いつ何が突然起こるか予測がつかないのは誰しも同じですが、今できることは今のうちにやっておこう、今発信しないと何も始まらないという思いが募りました。出版への思いは一気に強くなったのです。 「24時間介護が必要な全国初の車いす女性市議会議員」として16年間活動して感じたこと、障害を持つ若者へのメッセージなど、伝えたいことは山ほどあります。一人一人の力は頼りなく弱くとも、みんなの思い、願いが集まればきっと大きな力となることでしょう。この本を通して「年をとっても、障害があっても、誇りを持って生きることのできる、誰にとってもやさしい社会」を目指す仲間との新しい出会いがありますよう、期待に胸を躍らせています。
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