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第23号 (2024年1月発行)

特集  ニッポン的人権事情に向き合う


 「人権に国境はない」と言われる。人権という概念の普遍性は1948年に国連総会で採択された世界人権宣言にもよく表れている。その一方で、自分(自国)の規範や価値観を絶対視して他者(他国)を評価してはならないという文化相対主義の重要性も指摘される。主には過去の世界史において、西欧的な価値観の押しつけによって侵略が正当化されたことへの反省に基づく考え方である。
 二つは単に対立するのではなく互いに補強するものだと言えるが、現実の国際政治の場では、相手を攻撃し、あるいは反撃する手段としてご都合主義的に利用されることが多い。そこでは人権がパワーゲームの道具と化している。またその重要性を訴える者は「人権屋」と揶揄され、「権利を主張する前に義務を果たせ」と方向違いの罵声が飛ぶ。人権は私たちが手に入れた貴重な歴史的成果だが、注意を怠るとすぐに変質し空洞化する。だから日常の点検の手は抜けない。
 ではいま私たちが日々共有している「ニッポン」という空気と文化、政治の中で、人権状況はどんな様相を呈しているのか。社会的マイノリティーと呼ばれる者たちはもちろん、私たち個々人の権利について、国境を越えた視点から想いをめぐらせたい。

特集 < ニッポン的人権事情に向き合う> にあなたのご意見や体験をお寄せください。
読者のみなさんとともに考えたいと思います。

◆字数 800字以内 (どんなに短くてもけっこうです。)  ◆締め切り 2023年12月15日(金)


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