しずくタイトル

第29号 2025年7月20日発行

B5版30ページ 定価300円(送料別)  年間(4冊)定期購読料 1,200円 (送料とも)

 

 

【特集】   あなたはオープン派? クローズ派?


  自分の事情をどこまで周囲に伝えるか―それは、多くの人が直面する問いだ。障害の有無、性的指向や国籍、家庭環境や信仰、さらには日々の体調や生活リズムまで、私たちは多様な背景を抱えて生きている。オープンにすることで理解や支援が得られることもあれば、偏見や余計な干渉を招くこともある。一方で、クローズにすれば波風を立てずに済むかもしれないが、本当の自分を隠し続ける負担は小さくない。

 この選択は、単なる個人の問題ではなく、社会のあり方とも深く結びついている。誰もが安心して自分を表現できる環境が整えば、「オープンかクローズか」という二者択一に苦しむ必要もなくなるだろう。しかし現実には、周囲の反応や状況によって、柔軟に立ち回らざるを得ないことが多い。自分を守るためにクローズにするのも、変化を求めてオープンにするのも、それぞれの選択だ。あなたは、どちらのスタイルで生きているだろうか? それとも、その都度使い分けているだろうか?

 

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