しずくタイトル

第31号 2026年1月20日発行

B5版32ページ 定価300円(送料別)  年間(4冊)定期購読料 1,200円 (送料とも)

 

 

【特集】   当事者意識(じぶんごと)と非当事者意識(ひとごと)を考える


 「当事者」という言葉が意味するものは、訴訟や契約など一部を除けばかなり曖昧である。例えば沖縄の米軍基地問題の当事者とはだれか。いま流行りのAIに尋ねてみると、「文脈によって異なる」とした上で「沖縄県民、沖縄県行政、日本政府、米軍および米国政府、全国の日本国民、基地周辺の利害関係者」などと答えが返ってくる。世界各地での覇権をめぐる確執と米軍基地との関係を考えれば、もはや世界中の人たちが当事者だと言えなくもない。

 ただしそれは個々人の当事者意識が曖昧だということを必ずしも意味しない。米軍基地問題に限らず戦争や貧困や差別などどんな問題でも、それが“社会”問題であるかぎり私たちはいつも当事者であるはずだ。しかし私たちは敢えて「自分ごと」と「他人ごと」を区別し、ある事象を「他人ごと」と判断して関心の外に置こうとする。そこに問題はないのか。あらためて自分の中の当事者意識と非当事者意識を俎上に載せたい。

 

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