しずくタイトル

第5号 2019年7月20日発行

B5版28ページ 定価300円(送料20円) 年間(4冊)定期購読料 1,200円 (送料とも)

 

【特集】  いま、養護学校義務化40年を問い直す

 1979年の養護学校義務化から今年で40年が経過した。重度重複の障害児も含めた全員就学を目標に掲げる一方で、障害のある当事者からは、障害児と健常児とを分離させて教育を行うことへの強い批判があった。
 2001年にはそれまでの「特殊教育」に代わって「特別支援教育」という呼称が登場し、学校教育法改定により2007年から正式に実施された。文部科学省は「インクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育」という、まるで二つの教育体系が矛盾しないかのような理解に苦しむ言葉を使う。
 通常学級で支援を受けながら級友と学校生活を楽しむ障害児もいる一方で、いまだに障害児は特別な空間での教育が必要だとする空気も強い。不登校やいじめ、発達障害に関わる問題なども教育現場では出てきている。本誌の同人には障害当事者、支援者、教員経験者、さまざまな立場の人がいる。それぞれの視点から、あらためて「義務化40年」を問い直したい。

 

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