しずくタイトル

第7号 2020年1月20日発行

B5版28ページ 定価300円(送料20円) 年間(4冊)定期購読料 1,200円 (送料とも)

 

 

【特集】  阪神・淡路大震災から四半世紀 

 1月17日、死者6434人、住宅損壊64万棟の大きな被害を出した阪神・淡路大震災から四半世紀を迎えた。大都市直下型の地震で多くの高齢者や障害者、いわゆる「災害弱者」が犠牲となったが、その一方で日頃の障害者運動ネットワークが力を発揮して他の被災者を支援するという過去に例のない “逆転”現象も見られた。また全国から130万人以上のボランティアが被災地に駆けつけて「ボランティア元年」の言葉も生まれ、避難所が高齢者や障害者の利用をはばんだことから、国は一般の避難所の改良ではなく別枠の「福祉避難所」構想を打ち出すことにもなった。
 その後も原発事故を伴った東日本大震災をはじめ、地震や噴火、豪雨などによる災害が相次ぎ、まさにこの国は災害列島と呼ぶにふさわしい。ひとたび災害が起きると日常の矛盾が一気に噴き出すと同時に、矛盾が可視化されることで、それを乗り越える努力を私たちに促す。その両面を見据えながら25年前の震災とその後の経験を振り返って、いま私たちが取り組むべき課題を考える。

 

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